今年のピレリタイヤに対して優しいマシンであると・・・
ただこのトピックスに掲載されている事 とは、ちょっと中身が異なっていまして。
FERRARIのマシンがピレリタイヤに優しいのは、開幕からの3連戦でのピットストップ回数に現れていますが、それはマシンそのものの”空力”による、ダウンフォース量が足りない影響が大きい。
マシンを押さえつけて走る形じゃなく、ラバーに頼ってしまう部分が大きい。ダウンフォース量自体が低いらしいので、トレッド面にそんなに負担が掛からない。だけれどラバーが無くなってしまうと急激なタイム低下に見舞われてしまうという悪循環が、今のFERRARIの現状かと推察されます。
これに対してsauberは・・・絶対的なペースは上位のチームほどではないにしろ、レースペースはスタートからチェッカーまでそんなにばらつき無く、燃料減少に応じたタイムアップが記録されています。
今季のマシン群の中で・・・ホンマにタイヤに優しいのは”sauber”なのかと思います。
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印象的なシーズンスタートを切ったザウバーチームについて、代表のペーター・ザウバーはマシンの改良によってさらなる改善を目指すとしているが、その時期はスペインGP以降になるという。
開幕戦のオーストラリアでは失格処分によってダブル入賞を取り消されてしまったものの、その後の2レースでは連続でポイントを獲得しており、予選で小林可夢偉がトップ10入りを逃したのも中国が初めてだった。チーム代表はシーズンのスタートに満足していると述べたが、周囲のチームの進化には警戒していると述べた。
「今シーズンのマシンは初めからコンペティティブで信頼性のあるものにしたかった――この第一目標は明らかに達成できた」とザウバー。「メルボルンでのリアウイングの不注意がなければ、今頃総合ポイントは素晴らしいものだった。現実には7ポイントだが、まあいいだろう。重要なのは、どのレースでもわれわれが実力で選手権ポイントを争える位置にいるということだ」
「しかしながら上海のレースからはライバルもまた力をつけてきていることが分かった。今後は進歩し続けていくことがさらに重要になってくる。いくつかのチームは次戦イスタンブールで大がかりな開発パッケージを持ち込むと公言しており、再びオーダーがかき回されるのは間違いない。われわれはバルセロナのレースで大きめのアップグレードを予定している」
ルーキーのセルジオ・ペレスはメルボルンで鮮烈なデビューを飾ったが、それ以降マレーシアでは早々にリタイアを喫し、中国ではミスが目立った。にもかかわらず、ペレスは期待を上回っていると代表は評価した。
「セルジオが速い若手ドライバーであることは分かっていた。それでもルーキーとなると、レース週末のプレッシャーの中、ポテンシャルをフルに発揮できるという保証はどこにもない。セルジオには高い期待を抱いていたし、これまでのところ彼はそれを上回っている。タイヤの扱いが非常にうまいし、レースで非常にコンスタントな走りができる」
「その一方で、セルジオはまだ自分が長い学習過程のスタート地点にいることを分かっており、その1つは上海の日曜日のようなインシデントだ。セルジオなら一歩一歩乗り越えて、内に秘めた巨大なポテンシャルを最大限まで発揮できるようになるだろう。ここで重要なファクターは彼がチームに居心地の良さを感じ、能力の開発をできる限り助けられる環境にいることだ」
開幕戦でペレスが1回しかピットインしなかったのに対し、中には3回ストップしたドライバーもいた。C30がタイヤマネジメントに非常に優れているのは明らかである。ザウバーはエキサイティングなレースを作り出したピレリに賞賛の言葉を贈り、チームはタイヤを重視してマシンを設計したのだと明かした。
「ピレリは過酷な試練を与えられた。彼らに対する要求は非常に厳しく、開発の時間は非常に短かった。さらに彼らはレースに刺激を与えるために、摩耗の早いタイヤを製造するよう求められた。3レースを終えてわれわれはこの厄介な挑戦を見事やってのけたピレリに拍手を送らねばならないだろう。われわれのマシンはタイヤに非常に優しいが、これは偶然ではない。エンジニアはかなり初期の段階からこの問題に取り組み、必要な対処をした。だからこそ、こうしてその恩恵をレースで受けることができるんだよ」
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