少々長いですが・・・ESPN F1トピックス
から記事拝借です
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今シーズンも12チームが参加するF1世界選手権だが、冬季テストで走行することがかなわなかったHRTは、11チームがコースで走行を重ねるのを横目にピットガレージでマシンを組み立てた。最終的にはビタントニオ・リウッツィが1周のみ走行している。
午前のセッションではマーク・ウェバー(レッドブル)がトップタイムを刻んだが、午後はジェンソン・バトンとルイス・ハミルトンのマクラーレン勢が1-2態勢。燃料搭載量やテストプログラムの違いがあるため、チーム間の序列を知るためには公式予選を待たなければならないだろう。
初日の作業を終えたドライバーとチーム関係者のコメントは以下のとおり。
【レッドブル】
セバスチャン・ベッテル
フリー走行1回目:2番手
フリー走行2回目:4番手
「いろいろな事柄があるメルボルンでの、エキサイティングなシーズン開幕になった。僕たちは今日、かなりの周回を走破することができたけど、天候は少し難しいものだったよ。雨が降り始めた後に再び乾いていくコンディションになったけど、これはさまざまな事柄を楽にテストできる環境ではない。それでも、ライバルたちとの位置関係についてはいいアイデアを得ることができたと思っている。いずれにせよ、僕たちはあまり悪くはないようだから満足するべきだろうけど、様子を見てみなきゃいけないと思っている」
フリー走行1回目:1番手
フリー走行2回目:5番手
マーク・ウェバー
「フリー走行2回目の終わりには雨がいくらか落ち、いつもならかなりトリッキーな状況になるわけだけど、全体的には僕たちにとってかなりいい1日になってくれた。それでも、やるべき作業はまだあるよ。速いドライバーたちが数人いるわけだからね。このサーキットでタイヤを試すことができたのはよかったし、マシンの新しいものすべてを確認できた。マクラーレンが速そうだけど、フェラーリについては分からない。金曜日は通常よりも燃料搭載量を多くするものだしね」
フリー走行1回目:7番手
フリー走行2回目:2番手
【マクラーレン】
ルイス・ハミルトン
「マシンは冬季テストよりも改善した感じだけど、ライバルたちのパフォーマンスを深読みはしていないよ。僕たちは自分のプログラムに集中して1日を過ごしただけさ。タイヤはかなりうまく機能してくれた。性能低下があるような感じはしなかったし、摩耗もいい状態だったよ。できれば今週末はポイントを獲得したいところだけど、ポジティブに感じている。今日のグリップレベルはかなり前進できそうな感じだった。ライバルたちがどのぐらいの燃料搭載量で走行していたのかはわからないけど、僕らのマシンは数週間前の時点から大きな改善を遂げた気分だよ」
「これは単純に言って、ハードワークの結果だろう。ファクトリーと今週末のサーキットでは男女問わずすべての人たちが素晴らしい仕事をしてくれている。僕らのマシンのどの部分が異なっているかと指し示すのは難しいけど、僕たちがいつも追い求めている事柄であるダウンフォースの増加があるんだ。これはポジティブなことさ。マシンの第一印象はいいものだったけど、明日を見てみる必要がある。ポイント獲得を射程圏内にとらえていると思うんだ」
フリー走行1回目:6番手
フリー走行2回目:1番手
ジェンソン・バトン
「まず、今日の作業で信頼性を発揮できたことが素晴らしいね。信頼性は僕らが冬季に得ることができなかったものだから、可能な限りの距離を走り込めたっていうのはすごく満足できることさ。セットアップ作業がはまってマシン改善ができたことを意味するよ。今日のタイムから得ることが多いとは思わないから、今日の結果にうっとりするつもりはないさ。たくさん走行してさまざまな燃料搭載量での走行でも好感触を得られたから、ポジティブな1日になった」
「新しいエキゾーストは間違いなくマシンにパフォーマンスを与えてくれている。感触はかなり改善しているし、ハンドリングがより"完成された"感じになった。リアエンドにダウンフォースを得ることができれば、フロントにもダウンフォースを足さなきゃいけない。タイヤに熱を入れればダウンフォースをたくさん得られるんだ。チームスタッフたちの働きや彼らが今回のレースに投入してくれた事柄をすごくうれしく思っている。本当に一生懸命に仕事をしてくれて、今回いくつか持ちこんでくれたんだ。それがどのぐらい優れているかはまだ分からないけど、今日の前進に励まされているよ」
マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)
「今日は堅実的でいい1日だった。両ドライバーは最高のパフォーマンスを発揮してくれ、たくさんの作業を終えることができている。ピレリタイヤは予想よりも高い信頼性を示してくれたので、われわれは効果的なロングランを何度か行い有益なデータと情報をたくさん収集することができた。今日は最新のフロアとエキゾーストを試したが、サーキットに持ち込んだ新しいパーツが予想どおりに機能してくれるというのは、いつだって素晴らしいことである。今日はそれを見ることができた。シミュレーターとサーキットの適切な相互関係だ」
「しかし、金曜日にポイントを得ることはできない。どんなセッションであれ、われわれのマシンが1番手と2番手となればうれしいのは常のことだが、捕らぬたぬきの皮算用というところだ。今の私が言えるすべてのことは、今日は励まされる1日になったということ。正しい方向性を得られているし、今晩のさらなる改善によってさらにこの方向性を継続できることを期待している」
フリー走行1回目:3番手
フリー走行2回目:3番手
【フェラーリ】
フェルナンド・アロンソ
「まだ何も新しいことは出てきていないよ、仕方ないさ。この2回のフリー走行ではチーム間の本当の相対的強さは分からない。午前中はレッドブルが良かったし、午後はマクラーレンの番だった。メルセデスGPが常に食い込んでいて、ウィリアムズとルノーも競争力はありそうだ。勝てるチャンスがあるチームが多すぎるから、フロントローからスタートしたければ、土曜日をミスなく順調に終える必要がある」
「今日はピレリタイヤの挙動を分析することに集中した。テストとやや異なるのは、路面の特性が大きく違うというのもあるだろう。レース戦略に関してはできる限りフレキシブルに対応する必要がある。まだタイヤについて知らない部分も多いから、どの周回でストップするのがベストかは言い切れない。今日見た限りでは、1セットで10周になるかもしれないし、もしかしたら30周になるかもね! ここまでのクルマの進歩には満足だ。最初は少しアンダーステアで、フロントのグリップはまだパーフェクトにはほど遠い。でも、思ったよりは良かったかな。どうしても日本の人たちにフェラーリにいる僕ら全員が彼らを思っているということを知ってもらいたかった。だから日本に向けたステッカーを貼ったんだよ。熱心にF1を応援してくれて、多くのものをF1にもたらしてくれた国だからね」
フリー走行1回目:11番手
フリー走行2回目:7番手
フェリペ・マッサ
「この2回のフリー走行ではチームメイトと作業を分担し、違うことをした場合の結果を確かめるために多くのことを残りの週末に備えてテストした。ソフトは4周目までベストじゃなく、もっと速いタイムを期待していた。ハードでの最も長い走行では、雨粒が落ちてきたことがさらに状況を複雑にして、あまり得るものがなかった」
「今日見たところでは、ソフトタイヤのデグラデーションが予想より少ない。でも果たしてレースでもそうなるかどうかは検証する必要がある。このコースはテストを重ねてきたバルセロナと比べたら、明らかにタイヤには優しい。今年はサーキットごとのタイヤの挙動を学ぶことが不可欠だ。2種類のタイヤのパフォーマンスの違いははっきりしている。マクラーレンとレッドブルがとても強そうだけど、ほかにもペースの良さそうなところはある」
パット・フライ(アシスタントテクニカルディレクター)
「午前中はフロントウイングのいくつかの空力アップデート評価を中心に作業し、午後は主にピレリの2種類のタイヤをさまざまな燃料量で走って比較した。残念ながら2回目のセッションは気象条件が多様で雨も落ちてきたため、評価はより難しくなった」
「最初の90分間はスペインでの15日間のテストと比べて、タイヤのデグラデーションが明らかに少なかった。午後に関しては非常に慎重にデータを分析する必要があるだろう。特にロングランに関してね。これでようやく仕事に取りかかれる。明日の予選にできる限り良い状態で臨むため、これから長い夜が待ち受けている」
フリー走行1回目:8番手
フリー走行2回目:6番手
【メルセデスGP】
ミハエル・シューマッハ
「2011年シーズンの第一印象はかなりポジティブなものになっているよ。今日は風邪が強くてドライブするのが困難だったけど、たくさん学習することができ、多かれ少なかれ僕たちが考えていた位置にいる。残りの週末を使っていくつかの問題を解決していくことになるだろうけど、ここまでのところは満足できているんだ。今日、一生懸命に働いてくれたピレリタイヤには感謝の言葉を述べたいね」
フリー走行1回目:4番手
フリー走行2回目:10番手
ニコ・ロズベルグ
「僕たちにとって大きな1日になった。ポジティブな午前のセッションを過ごし、午後はいいロングランを行ってタイヤの動作について有益な観察ができた。それでも、フリー走行2回目にはいくつかの機能が適切に動かなかったことで少し困難を抱えたんだ。現時点で僕たちがどのあたりの位置にいるか判断するのは難しいけど、僕たちは研ぎ澄まされているし明日を楽しみにしている」
ロス・ブラウン(チーム代表)
「ここメルボルンでレースに戻ることができてよかったし、冬季の作業の後にわれわれがどのあたりに位置しているのか見るプロセスが始まった。今日はわれわれにとってかなりいい1日になり、午後には2台のマシンに小さな問題が発生して影響があったとはいえ、2回のセッションにおいて予定していたプログラムの大半を完了することができている。新しいタイヤ、KERS(運動エネルギー回生システム)、リアウイングシステムをレース週末で試す初めての機会となっているが、これはドライバーやチームにとってとても有益なことだ。評価するべき作業はたくさんあるし、明日の予選までに完了しなければならないことも多い。しかし、週末の始まりに満足している」
ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ社長)
「今日はこのサーキットでマシンと新しいピレリタイヤについてたくさん学習することができたが、これは(冬季)テストとはかなり異なった状況になっていた。しかし、午後にはすべてが完ぺきに進んだわけではなく、いくつかの技術的問題によってミハエルもニコもラップタイムに影響が及んでいる。われわれの第一印象は、われわれには基本的にいって最後のバルセロナテスト時と同様のポテンシャルが備わっているというものだ」
フリー走行1回目:12番手
フリー走行2回目:13番手
【ルノー】
ニック・ハイドフェルド
「今日はOKだったと思うよ。セットアップ作業には予想よりも長い時間を費やしたから、望んでいたほどには周回を重ねることができなかった。マシンの感触はいいけど、まだ改善の余地はあると思っている。ハードタイヤでは十分なグリップを得るのが非常に難しかったし、小さな問題が複数見つかったことによって終盤にロングランを実施することができなかったんだ。それに、ウエットコンディションになってしまったことでマシン学習には理想の展開とならなかったけど、ほぼドライにとどまってくれたことはラッキーだと思っている。僕らの位置について理解するのは依然としてすごく難しいけど、昨日よりは優れた予想図を描けているよ」
フリー走行1回目:10番手
フリー走行2回目:12番手
ヴィタリー・ペトロフ
「シーズンが始まるというのはいつだって楽しいものさ。すごく寒い天気だったけど、セッション中はマシンに何の問題も抱えなかったよ。基本セットアップの作業を実施し、今日だけでもいい改善を見つけることができた。すでにこのサーキットでのマシンバランスを快適に感じているよ。今日はタイヤがいいパフォーマンスだったというのもいいニュースだった。予想よりも少し長くもってくれたんだ」
フリー走行1回目:5番手
フリー走行2回目:9番手
【ウィリアムズ】
ルーベンス・バリチェロ
「極めて順調な1日だった。このマシンでの作業を通じてKERS(運動エネルギー回生システム)を使用することができたのは、僕にとっては2回目のことさ。今日はいくらか競争力を発揮できたと思っているけど、このままの調子を保つにはさらなる作業が必要だろう。僕は僕の金曜日を楽しめたから、いい週末になることを楽しみにしている」
フリー走行1回目:15番手
フリー走行2回目:18番手
パストール・マルドナド
「このサーキットを知らなかったから午前のセッションは少し大変だったけど、時間を割いて慣れる作業を行ったんだ。おまけに、かなり滑りやすかったしね。午後はロングランに集中し、マシンパフォーマンスには満足できた。僕たちはロングランでいい状態だから、明日はタイム計測走行でも大いに改善できると思っている。残りの週末にも自信を持っているよ」
サム・マイケル(テクニカルディレクター)
「生産的な初日フリー走行となった。プログラムを成功のうちに進めることができたが、それには改良したKERSを1日中搭載して走ったことや空力改善、ルーベンスのマシンに新しいフロントウイングを投入したことが含まれている。すべてが予想していたとおりに作動してくれた。興味深いことに、このサーキットでのタイヤデグラデーションは冬季テストよりもいい状態にある」
フリー走行1回目:13番手
フリー走行2回目:17番手
【フォース・インディア】
エイドリアン・スーティル
「悪くない1日だったよ。マシンにいろいろと新しいコンポーネントを積んで試せたし、リアウイングは効果があったと思う。2回目のセッションはタイヤのセットを増やしてすべてを載せたけど、フロアに少し問題があって走行時間をちょっとだけ失ってしまった。僕たちはタイヤを機能させるのに3周から4周で、ハードタイヤだともう少し長くかかるかもしれない。最初はアンダーステアでフロントがロックしちゃって苦労した。他のドライバーが別のコンパウンドを履いた時のラップタイムを見ていくことが大事。KERSやリアウイングを操作しながらグリップを得られるようになったし、システムには自信がある。明日の予選は中位を狙っていくつもり。それは可能だと思うから、何ができるか考えていこうと思っている」
フリー走行1回目:出走せず
フリー走行2回目:16番手
ポール・ディ・レスタ
「今日、自分のシーズンをスタートさせるチャンスを得られたことはうれしかった。予定していたプログラムは完了できたし、タイヤのパフォーマンスは予想よりも良かったと思う。全体的にはマシンの新しいシステムにも満足しているけど、コンペティティブな状態になるまで、自分たちがどうなのかを語るには早過ぎる。明日もう一度フリー走行があるから、今日のデータを調べて、今日抱えた小さな問題に取り組み、予選に向けてプログラムを考える。明日に興奮はしているけど、それと同時にやらなきゃいけない仕事があるし、僕はチームのために自分にできる最高の結果を成し遂げることに集中する」
フリー走行1回目:18番手
フリー走行2回目:出走せず
ニコ・ヒュルケンベルグ
「FP1(フリー走行1回目)はおもしろいセッションで、タイヤについてもマシンについてもたくさんのことを学べた。序盤にフラットスポットを作ってしまい、その後の走行に影響したから1セットのタイヤでドライブするのはかなり難しかったけどね。ラバーは摩耗するのがかなり早くてひどいバイブレーションを引き起こしたから、走るのがきつかった。でも、何度か良いラップを走れたし、いいデータも集められたと思う。メルボルンでまたドライブできたことはうれしいし、さらに経験を積んでチームのためにデータを集められたことには満足している」
ドミニク・ハーロウ(サーキットエンジニアリングディレクター)
「最初のフリー走行は2つの目的があった。ニコ(ヒュルケンベルグ)はプライムタイヤで可能な限り多くのデータを収集すること、エイドリアン(スーティル)は新しいリアウイングの評価にあたってもらっている。ポール(ディ・レスタ)は昨年このサーキットで走っていたので彼にとって完全に新しいコースというわけではない。シーズン全体を通してエイドリアンもポールも金曜日はニコとマシンをシェアしていくことになる。したがって、われわれは単純にバランスをとっているのだ。FP2(フリー走行2回目)のプログラムはレース用の燃料搭載量でロングランの比較に取り組み、DRS(可変リアウイング)のレースモードとSCシステムをテストすることだった。生産的な1日だったと思うので、魅惑的なレース週末になると予想している」
フリー走行1回目:9番手
フリー走行2回目:15番手
【ザウバー】
小林可夢偉
「全体的にはマシンはそんなに悪くないと思いますし、今日はこのサーキットで初めて新しいピレリタイヤを試したことでたくさんのことを学べました。タイヤを扱う方法を理解するのは重要なことですが、路面温度に注意することは特にそうです。フリー走行1回目では1セットのタイヤでかなり長いロングランをやりました。フリー走行2回目はテストプログラムがたくさん詰め込まれていたので、タイヤを可能な限り開発するための時間はあまりありませんでしたね。これから、明日に向けてどのようにマシンを改善することができるか考えます」
フリー走行1回目:17番手
フリー走行2回目:8番手
セルジオ・ペレス
「初日の進展には満足しているよ。特に2回目のセッションは本当によかったんだ。サーキット学習については何の困難もなくて、かなり迅速に順応することができた。マシンセットアップに関しては適切な方向性を得られているけれど、明日に向けていくつか変更しなければならない。明日をすごく楽しみにしているのは、明日が肝心だからさ」
ジェームズ・キー(テクニカルディレクター)
「まず、シーズン開幕を迎えられたことはよかった。今日は2つのセッションで驚くような寒さとウエットコンディションがあったが、それによって予定していたプログラムを中断するまでには至らなかった。低い路面温度でもタイヤは冬季テストよりもいくらか扱いやすかったので、これはいいことだろう。両ドライバー共に通常のセットアップ作業とタイヤテストという普通のプログラムを進行した。どちらのドライバーもソフトタイヤを履いた時にトラフィックを抱えてしまい、クリアラップを取れなかった。可夢偉はフリー走行2回目でのマシンバランスにあまり満足できていなかったが、セルジオのほうがいくらか満足げだ。彼もトラフィックに引っ掛かったが、なんとか1周をまとめている。これから、明日に向けてマシンバランスを改善するために作業する」
フリー走行1回目:14番手
フリー走行2回目:14番手
【トロ・ロッソ】
セバスチャン・ブエミ
「冬季テストを過ごした後に、レースに臨むためのリアルなサーキットに戻ってくることができてよかったよ。他のドライバーたちとの比較ができたことも満足している。今日はすべてのプログラムを行う忙しい1日になり、リアウイング、KERS(運動エネルギー回生システム)、タイヤといった新しい要素を考慮に入れたから、これから慎重に慎重を重ねて分析することになる。現時点でのタイムは僕たちが中団グループにいることを示しているけど、僕たちの前も後ろもラップタイムの面では接近しているよ。明日、最大限の能力を発揮するためには今晩の作業を全力で行う必要がある。このサーキットは昨年からあまり変わっていないけど、唯一違ったのはターン8とターン9が再舗装されたことだ。これは助けになったから、これまで以上に素晴らしいドライブができたよ」
フリー走行1回目:出走せず
フリー走行2回目:11番手
ハイメ・アルグエルスアリ
「午前中はダニエル(リチャード)が僕のマシンをドライブしている様子を見るということになれなきゃいけなかったから、これまでとは違う1日になった! このことについては冷静にとらえているし、また1人、レッドブルの若手ドライバーがF1を経験できるというのはいいことだね。大事なのは僕たちが同じチームとして成果を残すためにお互い助け合っているということだ。今日はシーズン最初の1日だったということもあって午後のセッションで可能な限りプログラムを行うということがかなり難しかったけど、雨が降ったことも決して助けにはなってくれなかった。それでも、マシンの感触には満足できている。競争力があるみたいだし、今日もよかったけど、明日はさらにポテンシャルを引き出せるだろう。シーズンの1日目としては、すごくポジティブだった」
フリー走行1回目:16番手
フリー走行2回目:出走せず
ダニエル・リチャード
「これまで僕は自分自身で準備をすることに努め、可能な限りプレッシャーや神経質な事柄を最小限にしようとしてきたんだ。再びコースに出たことに変わりはないけれど、感触は少し違うものだったということは本当さ。ピットからコースに出た時は、最初の数コーナーを過ぎるまで少し震えていたぐらいさ。それでも、作業を進めていくことによって作業に入って満足することができた。第一に重要なのはマシンを壊さずに戻って来られたということ。このことにはチームも満足してくれていると願っているし、段々と積み重ねて学習することができたんだ。シーズンが進んでいけば、もっと楽になるだろうね」
フリー走行1回目:19番手
フリー走行2回目:19番手
ヘイキ・コバライネン
「何をやってもうまくいかない、そういう1日だった。いくつかの問題はチームの努力で解決され、その後はほとんどのプログラムを終えられたから、今夜のためにいいデータが得られた。ペースは明らかに改善できる。明日に期待しよう」
フリー走行1回目:出走せず
フリー走行2回目:21番手
ヤルノ・トゥルーリ
「チームは本当によく頑張って午後のセッションまでにクルマを用意してくれた。でもいくつか問題があって、本気でのプッシュはできなかった。今夜はセットアップオプションに取り組んで、ほかにもペースアップできる部分があるから、明日は大丈夫だと思う」
フリー走行1回目:タイムなし
フリー走行2回目:出走せず
カルン・チャンドック
「チーム・ロータスマシンでの初めての走行があんなに短時間で終わってしまってすごく残念だ。滑りやすいコースと予想以上に低いタイヤのグリップに対応しきれなかったことを正直に認めるよ。ヤルノが午後のセッションに出られて本当に良かった。あれほど早くクルマを直せるということはチームの素晴らしさを表している。おかげでヤルノは2回目のフリー走行でまずまずの周回数をこなせた」
マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)
「難しいオーストラリア初日だったが、フリー走行2回目の最後はまずまずの作業を終えることができた。1回目のセッション最初でカルンは滑りやすいコンディションに足を取られてミスを犯し、走行時間を削られてしまった。2回目のセッションではヤルノのマシンに燃料プレッシャーのトラブルが、ヘイキのマシンには電気系のトラブルが発生し、走行が限られることとなった。だがそれらの問題を解決することができ、午後のプランは大部分をこなせた。明日はもっとマシンの力を引き出せるだろう。パフォーマンス的にわれわれが期待した位置ではないが、その理由は分かっている――タイヤを最大限生かすことはかなり困難な状況ではあるが、今晩はその問題解決に努める。明日の予選では望み通りの位置につけると確信している」
トニー・フェルナンデス(チーム代表)
「レースが再開できて非常にうれしいし、グリーンとイエローのマシンがコース内外で形になりつつあることに満足している。今日は決して巡り合わせの良い1日ではなかったが、われわれは長い旅をしているのであり、課題は多くても、私はこの先の未来に向けて正しい方向に進んでいるという自信がある。今日の出来にチームから落胆のコメントが出るというのはあることを指し示している。チーム代表としては実にうれしいことだよ。1年前なら感激していたようなパフォーマンスが、今や目標にほど遠いと言われる。いかにわれわれが成長したかということだ。まだチームには実感できないかもしれないが、これはとてつもなく大きな進歩だ。私はそれをうれしく思うし、残りの週末を楽しみにしている」
フリー走行1回目:ノータイム
フリー走行2回目:ノータイム
【HRT】
ナレイン・カーティケヤン
「環境を整えるために全員が一生懸命働いてくれているよ。新車を投入するときはいつだって問題があるものさ。すべての物を持ちこんでいるけど、パーツを調整してマシンに適応させるというのは時間がかかる作業なんだ。残念ながら今日は走行時間を失ってしまったから、今週末はタフになると思っている。それでも、少なくとも成果は残せた」
フリー走行1回目:ノータイム
フリー走行2回目:ノータイム
ビタントニオ・リウッツィ
「今日は1周しか走行できなかったけれど、F111を動かせたというのがすごく重要なんだ。メカニックやエンジニアたちが日夜を徹してマシンを準備してくれたのは、全員が大きな努力を払ってくれたってことさ。マシンを現場に投入できたのはすごくポジティブなことで、今も明日に向けてたくさんの作業を行っている。周回を重ねてマシンから情報を得る初めての機会は明日になるだろうから、楽しみにしているよ」
コリン・コレス(チーム代表)
「チームは今日、素晴らしい努力を注ぎこんでくれた。明日は2台がコースに出て通常の1日を過ごせるだろう。明日も再びハードワークを重ねることになるだろうし、より成果を残すことを願っている。今日については努力とハードワークについてチーム全体に感謝したい。彼らは素晴らしい仕事をしてくれた。彼らを大いに誇りに思う」
フリー走行1回目:21番手
フリー走行2回目:22番手
【ヴァージン】
ティモ・グロック
「楽な初日とはいかなかった。今朝はセットアップにちょっと問題があって、マシンの挙動がおかしくてかなり難しかったんだ。2回目のセッションはいくらか改善できたけれど、上位勢とのギャップは結構大きいから少しガッカリしている。マシンの力を最大限に引き出さなきゃいけない。そうすればマシンをもう少し速くできるはずだ」
フリー走行1回目:20番手
フリー走行2回目:21番手
ジェローム・ダンブロジオ
「もちろん今日は自分にとって本当に特別な日。8歳から今日までレースをしているけど、今日ついに夢がかなったんだ。今朝、ガレージを出ていくときは本当に興奮した。アルバート・パークは初めてのコースだったからね。素晴らしいコースだし、僕はとても気に入っている。だから満足に感じることがたくさんある。改善すべき作業があるのは明白だけど、まだ始まったばかり。どちらのセッションでも自分たちに進歩の可能性があることは証明できたと思うから、ここに持ち込んだパッケージの力を最大に引き出して、改善できるようにプッシュし続けなきゃいけない」
ジョン・ブース(チーム代表)
「シーズンのスタートとしては今朝のセッションは望んでいたようにスムーズにはいかなかったが、ティモ(グロック)が抱えていたセンサーのキャリブレーション(較正)トラブルはすぐに解決し、コースに戻ることができた。このコンディションはとても滑りやすく、昨夜の降雨で路面のグリップはほとんどなかったので、ほとんどのチームが路面の改善を待っていた。午後はかなり多くの周回を重ねられたし、両ドライバーとも素晴らしい仕事をしてくれている。現時点で自分たちに必要なポジションにいないことは明白なので、データを調べて改善できるところを探っていかなければならない。ジェローム(ダンブロジオ)の今日の素晴らしきデビュー日におめでとうと言いたい」
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