今週末の【F-1】最終戦 アブダビGP
このレース結果で今季のワールドチャンピオンが決定・・・近年稀に見る大激戦となっています。
毎々お世話になっている ESPN F1サイト上でのトピックスなど、再び紹介してみようと思います。
先ずはレッドブルレーシング代表のクリスチャン・ホーナーのコメント
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レッドブルを率いるクリスチャン・ホーナーは最終戦でチームオーダーを発令する可能性を否定した。
ブラジルGPをセバスチャン・ベッテルが制した結果、ポイントリーダーのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)から8ポイント差でマーク・ウェバーがランキング2位、続くベッテルはアロンソに15点のリードを許し、僚友ウェバーとは7ポイントのギャップと、ドライバーズ選手権は非常にデリケートなバランスで成り立っている。
最終戦の舞台ヤス・マリーナでもベッテルがウェバーを先行する場合、アロンソがタイトルを手に入れるには4位でゴールすればいい。しかし、ウェバーが先頭でチェッカーを受けられれば、レッドブルはブラジルで勝ち取ったコンストラクターズタイトルにドライバー部門での栄光も追加できる目算が高くなる。
しかし、そんな状況にもかかわらず、ホーナーは適切な判断をドライバーに任せ、ベッテルに対してウェバーに道を譲るよう強制することはないと主張。
「誰も水晶玉など持っていない。来週何が起こるかを見通すことのできる者などいないし、われわれはずっと彼らを平等にサポートするべくベストを尽くしてきた」とホーナーは『Autosport(オートスポーツ)』に語った。
「そしてもちろん、一人が勝利することができなくなり、もう一人をサポートするべき状況にあると気づいたならば、そのときは彼らがそうするだろうと想像できるだけだ。けれども、それはドライバーの決定でなければならない」
しかしながら、シーズンを通して2人のドライバーの反感がつのり、ブラジルでピークを迎えた今、ベッテルが協力したがらない危険性がある。
ベッテルが確実にウェバーのサポートに動くと思うか尋ねられたホーナーはこう答えた。
「結局、それは彼らの判断だ。彼らはチームのために走っており、2人ともその状況でできるベストを、つまりもしそういう状況になってしまったのなら、チームのために最善を尽くすだろう。水晶玉などなく、週末に何が起こるかなど予想することはできない。両ドライバーともタイトルを得る真のチャンスと共にレースウイークエンドに臨む」
レース後の記者会見でウェバーに道を譲るか尋ねられたベッテルは、回答を拒否している。
「1週間後のことだよ。子供のとき両親がもったいぶって僕の質問に答えないのがイヤだったけど、今は僕がとぼける番だね。どうなるかな」
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そしてアロンソも地元紙に対するインタビューで、このようなコメントを出しているようです。
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レッドブルはこれまでチームのドライバーたちに説き、許容してきたように、シーズン最終戦のアブダビGPでもお互いチェッカーフラッグまで戦うとの考えを実践すべきたと言うのがフェラーリのフェルナンド・アロンソだ。
現在ランキング2位のマーク・ウェバー(レッドブル)に8ポイントの差をつけてリードするアロンソは、2位で最終戦を終えればタイトルを手にする。しかしながら、ブラジルGP勝者のセバスチャン・ベッテルがチームメイトのウェバーをリードするならば、アロンソは4位か5位でいい。
ドイツGPでアロンソとコンビを組むフェリペ・マッサが道を開け、アロンソを勝利に導いたことにより、アロンソのタイトルへの挑戦は助力を得ていた。しかし、ライバルのレッドブルの状況については、アロンソは異なる見方をしているようだ。
「レッドブルは平等性を説くことに3カ月を費やしてきたのだから、今、同じ哲学を継続するべきだね」と『El Pais(エル・パイス)』に語るアロンソ。
また、アロンソはアブダビでの目標ははっきりしており、それを達成できると100%の自信を持っているという。
「僕はただ、2位でフィニッシュすればいい。僕が2位なら、誰がアブダビで勝とうが関係ないんだ。だから、僕らのメインの目標は土曜日にポールポジションを獲得し、日曜日のレースで勝つことだ。もし、僕らに十分な速さがなくてそれができないなら、2位にトライするさ。それで問題は終わりだ」
ブラジルGPではレッドブルのペースに置いていかれたフェラーリだが、アブダビでは競争力を見せるだろうとアロンソは自信を覗かせる。
「ここ(ブラジル)では、もっと予選がよければ、もしくは予選がドライならばスタートでレッドブルをオーバーテイクできたかもしれない。僕らのスタートはとても良かったし、そうすればレースが変わっただろう。アブダビで土曜日に彼らの前にいられるかは見てみよう。もしダメなら、スタートが僕らの次のチャンス。そこからどうなるかだね。前にも言ったように、僕が5位でセバスチャン(ベッテル)が勝つなら、セバスチャンがワールドチャンピオンだろう。彼らにとっても、誰がレースで勝つかなんて、そうはっきりしてはいない」
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なかなか面白いやり取りとなっています。
今週末、マシンの能力やドライバーの意地と意地のぶつかり合いが観られることになると思いますが、唯一の心配は、ルノーエンジンもフェラーリエンジンも・・・かなりのマイレージを走りこんでいるので、そちらが先に音を上げないかという点です。
24名全てのドライバーに頑張ってほしいと思います。
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