以下はESPN F1のニュース記事 より拝借いたしましたフラッグ

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26日(土)日本時間21時から2010年F1世界選手権第9戦ヨーロッパGP予選がバレンシア市街地サーキットで行われた。

予選前に行われた土曜フリー走行でトップに立ったのはレッドブルのセバスチャン・ベッテル。2番手にルノーのロバート・クビサをおき、同じくレッドブルのマーク・ウェバーが3番手に入っている。Fダクトの開発に取り組んできたレッドブルはこの週末、フリー走行に続き予選、決勝でも同システムを搭載することを決断。

前日から天候に恵まれている港町バレンシアではこのセッションでも青空が広がった。20分で行われるQ1が始まって最初にコースに向かったのはロータスのヤルノ・トゥルーリとヘイキ・コバライネン、そしてヴァージンのティモ・グロック、ルーカス・ディ・グラッシといった新規チームの4名。トップチームも続々とガレージを後にする一方で、レッドブル勢とルノーのロバート・クビサ、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルはやや遅めの始動となった。

まずはフェラーリのフェリペ・マッサ、マクラーレンのルイス・ハミルトンらが好タイムを出すが、母国ファンの熱い期待を背負うフェラーリのフェルナンド・アロンソが2人のタイムを上回る。しかしそれも長続きはせず、アロンソは迫りくるハミルトン、ベッテルらと最速タイムを競い合った。セッションの残り時間が7分を切ったところで、ようやくクビサがコースに入り、最初のアタックでいきなりトップに躍り出た。この時点でクビサ、ベッテル、アロンソ、マッサ、ハミルトンがトップ5につけ、ノックアウトゾーンにはザウバーのペドロ・デ・ラ・ロサ以下、トゥルーリ、コバライネン、ディ・グラッシ、HRTのカルン・チャンドックとブルーノ・セナ、そしてグロックが並ぶ。

上位9台のうち8番手のバトンはQ1のチェッカーが振られる3分前に走行を再開したが、それ以外はガレージにとどまった。中位から後方にいるドライバーらは懸命なアタックを続け、昨年のヨーロッパGP覇者であるウィリアムズのルーベンス・バリチェロが5番手に飛び込む。メルセデスGPのミハエル・シューマッハは足切りとなる18番手までポジションを落とすも、終了間際に最後のラップをまとめ上げ、BMWザウバーの小林可夢偉のタイムを上回ってQ2進出を決めた。

Q1で予選を終えたのは可夢偉、トゥルーリ、コバライネン、ディ・グラッシ、グロック、チャンドック、ブルーノの7名。1分38秒132を記録したクビサ以下、ベッテル、バトン、バリチェロ、アロンソ、ウェバーがトップ5でQ1を突破した。

15分間のQ2で最初にアタックを開始したのはバレンシア市街地サーキットで初めてレースが開催された2008年の勝者マッサ。5分後には全車のタイムが一通り出揃い、ベッテルとウェバーのレッドブル勢が1-2態勢を築く中、アロンソ、ハミルトン、マッサがそれに続いた。Q1と同様、Q2でも最後にガレージを後にしたクビサが3番手につけ、ウィリアムズのバリチェロとニコ・ヒュルケンベルグがトップ10に入る。11番手以降はブエミ、ロズベルグ、スーティル、リウッツイ、シューマッハ、デ・ラ・ロサ、アルグエルスアリが17番手タイムを残している。Q1でも苦戦したシューマッハは、マシンにトラブルが発生している模様だ。

残り5分を切ると、一度ピットに戻っていたマシンも順次コースへと飛び出していく。ラスト3分からは17台すべてが海沿いを巡る市街地コースで激しいタイム争いを繰り広げた。結果、ウィリアムズドライバーが2人そろってトップ10入りを果たした一方で、メルセデスGP勢はQ2敗退を喫している。11番手のブエミ以下、ロズベルグ、エイドリアン・スーティル、ビタントニオ・リウッツィ(共にフォース・インディア)、シューマッハ、デ・ラ・ロサ、アルグエルスアリがここで姿を消した。

Q3に進んだのは1分38秒015の最速タイムを刻んだベッテルの他に、ウェバー、マッサ、クビサ、ハミルトン、アロンソ、バリチェロ、ヒュルケンベルグ、ペトロフの10名。

10分でポールポジションを争うQ3がスタートすると、ペトロフがいち早くコースイン。ウィリアムズ勢を除く7台がこれに続いた。ライバルたちのタイムが出始めるのを待って、バリチェロとヒュルケンベルグも合流している。1回目のタイムアタックが終わった時点でトップに立っていたのはウェバーで、2番手にハミルトン、ベッテル、バトンと並び、遅れてアタックラップを走ったヒュルケンベルグが5番手に飛び込んでいる。バリチェロの最初のタイムは10番手だった。

ウィリアムズの2台がアタックを継続する中、いったんガレージに戻っていたメンバーも再びコースに入る。まずはベッテルがセクター1とセクター3を全体の最速タイムで通過してトップへ躍り出た。ウェバーも全セクターで自己ベストを更新するものの、ベッテルには届かない。ライバルチームはレッドブル勢のペースを上回ることができず、最終的に1分37秒587を記録したベッテルとそのチームメイトのウェバーがフロントローを独占。カナダGPで一度はマクラーレンにポールポジションを明け渡したレッドブルが再び予選トップの座に返り咲いている。

3番手以降はハミルトン、アロンソ、マッサ、クビサ、バトン、ヒュルケンベルグ、バリチェロ、ペトロフというオーダーとなった。


今回の予選では、メルセデスGPの不調とは正反対に、ウイリアムズがトップ10に2台入っているのが注目点かと思われます。

コスワースE/G勢では孤高の存在・・・自社でシャシー設計ができる強みを大いに活かして、メルセデスエンジン、フェラーリエンジンそしてルノーエンジンに立ち向かっている姿、いいですねチョキ


今夜日本時間夜9時、決勝レーススタートですっアップ