きのう、自宅に帰る途中タヌキに遭遇しました!

しかも神田で。

危うく車で轢きそうになって、運ちゃんびびってました。

うちの近所にも野生のタヌキいるけど、けっこうそこかしこにいるんですね。

頑張れタヌキ。

アドバイスを受けて、紹介する本をジャンル分けすることにしました。


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【虚像の砦】   著:真山仁
坂本弁護士一家殺害事件やイラク日本人人質事件をテーマにした一冊。エンターテイメントとしては面白かったけど、報道現場の描写のリアリティーがもの足りなかった。おしい。イラク日本人人質事件の取材に関わったこともあるので感慨深いところもありました。ハゲタカの真山仁というので期待値がはじめから高いだけで、メディアが抱える問題点がよくわかる秀作だてと思います。

《勝手に5段階評価》
面白さ         ★★★★
一気に読めるか   ★★★★
ためになるか     ★★★★
リアリティー      ★★★
取材の深さ      ★★★
おすすめ度      ★★★★
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【缶詰一行レシピ】   著:しらいしやすこ

缶詰を使った簡単レシピを紹介した本。またもやコンビニ文庫ですが意外とあなどれません。ひと手間で缶詰も立派な一品になるんですね。調理法の記述もちょっと投げやりでステキ。まぜるだけーとか、にんにく乗せて缶詰ごと焼くとか。でもみんなうまそう。実際一品作ってみたけどgoodでした。

【外務省ハレンチ物語】  著:佐藤優

外務官僚たちのハレンチな実態をほぼ実名で暴露した本。エロ小説調で書かれている・・・というか完全にエロ小説です。電車で読んでいると恥ずかしい思いをすること間違いなし。でも、この表現方法がベストだと判断した著者の気持ちもわかる。外務官僚さん、ハレンチ過ぎ。そして優さん、文才あり過ぎ。官僚辞めてよかったのでは?と思うほど。これからも面白い著作を期待しています。


自走式路上図書館


《勝手に5段階評価》

面白さ         ★★★★

一気に読めるか   ★★★★

ためになるか     ★★★

リアリティー      ★★★★

取材の深さ      ★★★★

おすすめ度      ★★★

【獄窓記】  著:山本譲司


山本譲司衆議が秘書給与詐取事件で逮捕されてから服役を終えるまでの回顧録です。本来「累犯障害者」の前にこちらを読むべきなのかもしれませんが、逆の順序で読んだおかげで山本氏がなぜ累犯障害者の問題を世に知らしめなければと思ったのかよーくわかりました。こんな壮絶な体験をしていたんですね。塀の中の現実を自分の目で見て体験したからこその言葉。重く響きます。


《勝手に5段階評価》

面白さ         ★★

一気に読めるか   ★★★

ためになるか     ★★★★★

リアリティー      ★★★★★

取材の深さ      ★★★★★(体験談ですから)

おすすめ度      ★★★★


自走式路上図書館

【ゴルゴ13 7~8巻】

またコンビニで見かけて買っちゃいました。おにぎり買いに行ったはずなのに。でも7巻は以前も読んだような気がする・・・。評価は省きます。


路上図書館

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【官僚たちの夏】  著:城山三郎

はやりの本をつい買っちゃいました。しかもドラマ終わってから(見なかったけど)。妙な意地で、買ってからしばらく寝かせてから読みました。予想通り、オーソドックスな勧善懲悪型というかやっぱりこの人が勝のねという感じで意外性はありませんが、それでも面白く読めました。主人公みたいな官僚がいれば、民主党政権でも自民党政権でも政治家と丁々発止でやりあってやるべき仕事をしてくれるのでしょう。現実には民主党にいの一番にターゲットにされて潰されるのかもしれませんが。このくらい骨がある官僚に会ってみたいものです。


路上図書館

《勝手に5段階評価》

面白さ         ★★★★

一気に読めるか   ★★★★

ためになるか     ★★★

リアリティー      ★★★★

取材の深さ      ★★

おすすめ度      ★★★


【血税空港】  著:森功

日本の空港政策がいかに御粗末かということを徹底的にあげつらう一冊です。これまで体験的にわかっていることを数値を交えて、改めて御勉強という感じです。ちょっと文章と展開がくどいのが難点ですが。


《勝手に5段階評価》

面白さ         ★★

一気に読めるか   ★★★

ためになるか     ★★★★

リアリティー      ★★★★

取材の深さ      ★★★

おすすめ度      ★★★


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【バスジャック】  著:三崎亜記

てっきり何年か前にあった少年のバスジャック事件の裏側ドキュメントみたいな本かなと思って読みましたが、これも良い意味で期待を裏切られました。一言で言えば、世にも奇妙な物語的な短篇集。本書のタイトルはそのうちの1本のタイトルからとったものです。設定は奇抜だけど、すっと入ってくる。不思議な一冊でした。おすすめ。


《勝手に5段階評価》

面白さ         ★★★★★

一気に読めるか   ★★★★★

ためになるか     ★★

リアリティー      ★★

取材の深さ      ★★

おすすめ度      ★★★★★



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【決算書がおもしろいほどわかる本】  著:石島洋一

毎度お馴染みコンビニ文庫です。この手の「決算書が読める」的な本は何度かトライしたのですが、なかなか続かないんですよね。御勉強的過ぎて。でもこれは行けました。非常に分かりやすいし、読んでいて苦になりません。


《勝手に5段階評価》

面白さ         ★

一気に読めるか   ★★★

ためになるか     ★★★★★

リアリティー      ★

取材の深さ      ★

おすすめ度      ★★★★


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【証券検査官】  著:松島令

証券話はどうにも複雑だし…と思いつつ、先日読んだ「カラ売り屋」がヒットだったので、またヒット作にめぐり逢えるかもと淡い期待を持って手に取った一冊。これも当たりでした。大蔵省のノンキャリアがひょんなことから罠にはめられ、それをきっかけに卑劣で凄腕の証券検査官として暗躍するという物語。粘り強い調査の末に巨悪を追及というような痛快なストーリーを勝手に想像していただけにショックでした。完璧なダークヒーローものです。脅しあり、不正あり、エロあり。ダークすぎます。その徹底したダークぶりがとても良し。続篇あるようなので、トライしてみようと思います。


《勝手に5段階評価》

面白さ         ★★★★

一気に読めるか   ★★★★★

ためになるか     ★★★

リアリティー      ★★★★★

取材の深さ      ★★★★

おすすめ度      ★★★★


路上図書館

本の紹介に疲れたので、ちょっと話題を変えて。最近購入した武器をご紹介。

すぐれもののブックライトです。

名前は…忘れました(笑)。楽天なんかで検索すればすぐ見つかるはずです。

で、何がすごいかというと、読みたいページだけ照らしてくれるんです。

街灯の明かりや月明かりだけで夜道で本を読んでいると目が疲れるし(まぁ慣れたから問題ないと言えばないんですが)何より怪しい。すぐに職質されます。

「何してるんですか?」と聞かれて「本読んでるだけです」とか言っても不審者には変わりありません。いや、むしろ不審さは増すでしょう。そこでブックライトの導入を考えて色々試したのですが、どれも必要以上に明るくていけない。暗闇の中で不自然にライトアップされてよけいに警察官を呼び寄せてしまう。

ところが、こいつは必要以上にあかるくないし、周りにあまり光がもれない。深夜のタクシーでも車の読書灯付けるよりも運転手さんの迷惑にならないし、飛行機なんかでも周りを気にせず読書できます。もちろん寝室でも。電池寿命も長いし、これでもう少し軽くて文庫本サイズがあれば完璧なんだけど…。サイズはいまのところA5とペーパーバックサイズだけです。ボタン電池使用の携帯型読書灯が多い中で単4電池使えるのはありがたい。

今や路上図書館には欠かせません。おすすめです。


路上図書館


使用中の様子はこんな感じです ↓


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