『紙の魔術師』三部作 感想
チャーリー・N・ホームバーグ作『紙の魔術師』『硝子の魔術師』『真実の魔術師』を読みました!
魔術師実習生のシオニーという女の子が主人公の、ロマンス&ファンタジーです✨
魔術で戦うのが面白い!
魔術の構想については、よく考えると、?となるところもあるので、あんまり気にしないで読むというのが必要です!
セイン師が魅力的で、読者はみんな好きになってしまうと思います。
まさにYAですね!
ニューヨークの魔法使いが好きな方におすすめ!
翻訳本のファンタジー小説が出版し続けられるよう、応援していきたいところです✨
以下、ネタバレありで感想を書いていきます。
第1巻『紙の魔術師』
セイン師が一晩中かけて、シオニーのために紙の犬を折ってくれたのが分かった瞬間に、セイン師のことが好きになりました!!
もう一瞬で落ちていきました(笑)
優しすぎる・・・
瞳に表情が出るというのも良いですね!
目が離せなくなってしまいそうです。
偶然の箱で見たライラって誰や・・・ただの敵?と思っていたら、元妻でびっくりでした。
元妻かあ・・・。
心臓を持って行き、それをシオニーが単独で取り返しに行くという展開は、ハラハラどきどきで、読むのが止まりませんでした!
最後の凍り付かせる魔法は一体・・・?
第2巻『硝子の魔術師』
デリラ登場! デリラ好きと思っていたら、辛すぎる展開に・・・。
シオニーとエメリーが良い感じなのは良かったですが、
シオニーの独断専行が、、、
グラスは恐ろしかったですね。
ハリポタのグレイバッグを思い出しました。
でもグラスの発見した言葉で、結合を解けるのは簡単すぎでは?という疑問もありましたが・・・。
あと結局、ライラを凍らせた魔法は何だったの??
紙の魔法で良いのか??
何か意味があるんだと思っていましたが、グラスの結合を解けるという方向に持っていかれて、うやむやになったような気が・・・。
第3巻『真実の魔術師』
シオニーの独断専行はさらに加速!!
シオニーが紙の鳥を飛ばしてサラージを見つけられるのなら、刑事局にも見つけられるのではという単純な疑問がわきますが、とりあえずおいておきましょう。
なんだかんだ完全にエメリーがラブラブなのが分かるので良かったです。
あと、エメリーも、シオニーとの約束を破ってサラージを探しに行っていて、
「どうやらわれわれはふたりとも最低の人間らしいな」と言ったのには笑ってしまいました。面白かったです(笑)
クライマックスの戦闘は読みごたえがあり、良かったです。
この世界観はなかなか面白かったので、もっとゆっくりいろんな話が読みたかったですね✨
6巻くらいに分けてゆっくり描いても良かったのにと思いました!
恋の話としては素晴らしいハッピーエンドだったので良かったです✨