西の善き魔女1
荻原規子さんの『西の善き魔女1セラフィールドの少女』を読みました!!
勾玉シリーズを読んで、素晴らしいと思った作家さんです✨
児童文学かつ、大人が読んでも楽しめる!
YA好きにはたまらない王道のファンタジー!
王道なのに、既読感がなく、心地良い✨
私は翻訳本が特に好きですが、翻訳本かと思うほど、綺麗な日本語だし、世界観も素晴らしいです🥰
風景描写も本当に美しく、目に浮かぶようで、素敵なんです!
ファンタジー好きなら満足間違いなしの一冊でした…!しかも続きがあるという…たくさん…
出版から時間が経って読む場合の良いことの一つは、続きを待たずとも読めること!!
楽しみすぎです!
以下、ネタバレも含め、感想をつらつら書きます✨
最後の解説にもあって納得だったのですが、なんとなく赤毛のアンを思わせる(アンが大人になって移り住んだあの島や、灯台)風景描写で、登場人物の髪色や目の色、服の色、建物の煌びやかさも、本当にカラフルで、見てきたように目に浮かびます。
風景描写は丁寧なのに、決して文章はダラダラしていないところが、素晴らしいです。
テンポも良く、どんどん読めます✨
主人公フィリエルにも好感を持てますし、登場人物もみな魅力的です。
博士はまだ実際には見たことない(物語が始まってからは会ってない笑)けど、すごくイメージできるし、実際はどんな人なんだろうって興味が湧きます。
ルーンも性格が変わっていて、面白いです。彼が今後どう成長するのか楽しみです。
ルーンが助け出された時に、ものすごくひどいことをされたのかと思ったら、メガネのことを許せないと言っていて、思わず笑ってしまいました😂
でも、拷問の痛みをずっと我慢してたことや、フィリエルには言わないでと泣いたことなどは、心にグッと来ました。
一方、一見才色兼備完璧に見えるユーシスは、意外と発言がキツくなりすぎるようで、欠点もあるんだなあと、より魅力的に見えるようになりました。
素直に謝るところとか、逆に素直になれなくて、ルーンの部屋の周りをうろつくところとかが好きです。
今後、ルーンとも友達になれるのかなあ😊
ルーンがチェスを動かしているのは気になりました。あれは、実際に駒を動かせるチェスなのでしょうか…。
アデイルももちろん好き!
彼女を好きにならずにはいられないのではないでしょうか。
走るのが遅いところや、馬に上手く乗れないのに乗るところとかが可愛くて好きです✨
今後のフィリエルとの友情なども楽しみです。
まだまだ、謎に包まれた異端審問や博士の研究が禁じられた理由など、ワクワク要素がいっぱいです。
次巻では、王宮に行くらしいので、楽しみです!!