​西の善き魔女1


荻原規子さんの『西の善き魔女1セラフィールドの少女』を読みました!!

勾玉シリーズを読んで、素晴らしいと思った作家さんです✨


児童文学かつ、大人が読んでも楽しめる!

YA好きにはたまらない王道のファンタジー!

王道なのに、既読感がなく、心地良い✨


私は翻訳本が特に好きですが、翻訳本かと思うほど、綺麗な日本語だし、世界観も素晴らしいです🥰


風景描写も本当に美しく、目に浮かぶようで、素敵なんです!


ファンタジー好きなら満足間違いなしの一冊でした…!しかも続きがあるという…たくさん…

出版から時間が経って読む場合の良いことの一つは、続きを待たずとも読めること!!

楽しみすぎです!




https://www.amazon.co.jp/%E8%A5%BF%E3%81%AE%E5%96%84%E3%81%8D%E9%AD%94%E5%A5%B31-%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%81%AE%E5%B0%91%E5%A5%B3-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%8D%BB%E5%8E%9F-%E8%A6%8F%E5%AD%90/dp/4041008832 





以下、ネタバレも含め、感想をつらつら書きます✨


  




最後の解説にもあって納得だったのですが、なんとなく赤毛のアンを思わせる(アンが大人になって移り住んだあの島や、灯台)風景描写で、登場人物の髪色や目の色、服の色、建物の煌びやかさも、本当にカラフルで、見てきたように目に浮かびます。

風景描写は丁寧なのに、決して文章はダラダラしていないところが、素晴らしいです。

テンポも良く、どんどん読めます✨


主人公フィリエルにも好感を持てますし、登場人物もみな魅力的です。

博士はまだ実際には見たことない(物語が始まってからは会ってない笑)けど、すごくイメージできるし、実際はどんな人なんだろうって興味が湧きます。

ルーンも性格が変わっていて、面白いです。彼が今後どう成長するのか楽しみです。

ルーンが助け出された時に、ものすごくひどいことをされたのかと思ったら、メガネのことを許せないと言っていて、思わず笑ってしまいました😂


でも、拷問の痛みをずっと我慢してたことや、フィリエルには言わないでと泣いたことなどは、心にグッと来ました。


一方、一見才色兼備完璧に見えるユーシスは、意外と発言がキツくなりすぎるようで、欠点もあるんだなあと、より魅力的に見えるようになりました。

素直に謝るところとか、逆に素直になれなくて、ルーンの部屋の周りをうろつくところとかが好きです。

今後、ルーンとも友達になれるのかなあ😊


ルーンがチェスを動かしているのは気になりました。あれは、実際に駒を動かせるチェスなのでしょうか…。


アデイルももちろん好き!

彼女を好きにならずにはいられないのではないでしょうか。

走るのが遅いところや、馬に上手く乗れないのに乗るところとかが可愛くて好きです✨

今後のフィリエルとの友情なども楽しみです。



まだまだ、謎に包まれた異端審問や博士の研究が禁じられた理由など、ワクワク要素がいっぱいです。

次巻では、王宮に行くらしいので、楽しみです!!