翔side



「ね、しょおくん?」
 
スマホをいじる潤がベッドの中から声を掛けてきた。

間接的にベッドを照らすオレンジのライト。
ぼんやりと浮かび上がる潤の白い肌。

頬杖をついて、クスクスと笑う。
何がそんなに面白いんだ?


これからお前を組み敷こうというのに笑うなんてムードが台無しじゃないか。


「なんだよ。随分ご機嫌だな。」


て、一応聞いてやる。
そんな余裕、そのうちになくなるから。

俺って優しいじゃん。



「翔くんさ、俺とのこと公表したいの?」

「はっ!?」

何を言い出すんだ。
そりゃ、言いたいよ。
言ってやりたい。

俺達は愛し合ってますって。

でも、そんなこと今の俺達には言えるはずないんだ。


5人でこれからも歩んで行くために…
潤とこれからも一緒にいるために…

隠さなければいけない関係。


「翔くん、わかってんの?
自分の顔、鏡でよく見てみなよ。」

「だからなんだよ。
顔くらい毎日見てるよ。飽きるくらいにな。」

「ふぅーん。自覚ないんだ。」

なんだよ、このやり取り。
いつまで続くの?
もう待てねぇんだけど。


「あっ…!」

潤のスマホを奪うと、取り返そうと伸ばした手をグッと掴んで、身体を反転させる。

仰向けになった瞬間、その上に跨り、両手首を掴んでシーツに押し付ける。



「なんだよ、勿体ぶって。
こっちは久々にお前に触れたくてウズウズしてるってのに。」

「ぁん…」

耳元で囁けば、甘い声を漏らす。



「し、りたい?」

欲を持った潤んだ瞳で見つめてきて…
その答えより早くお前が欲しいんだけどさ、

「教えてくれる?」

そのかわいい顔に負けて、とりあえずそれに乗っかってみる。


見下ろす俺の顔を見て、

「ね、手、離してくれる?」

「離してもどっか行かない?」

「バカ…行くわけないじゃん。
こんな格好で…。」

サラリとシャツを羽織っただけ。
押し付けた拍子に、そのシャツも肩まではだけていた。


そっと掴んでいた手を解放してやると、その次の瞬間、俺の頬にその手が触れて包み込んだ。


「しょおくん…。ダメだよ…。」

「えっ…?」

「顔。俺のことが好きだって…
書いてあるよ。
隠せてない。バレちゃうよ?いいの?」

その表情はどっちととる?
でも口元を緩めてはいても、目の奥は悲しそうに見えた。

「バレても…」

どの答えが正解?
いや、多分…
嘘がヘタだな。お前は。


「俺、隠したくない。バレてもいい…。
しょおくんとずっと一緒にいたい…。
ごめん。矛盾してるね。」

ほら、そうやって、謝るんだ。


「バラしちゃおっか?」

「え!?何言って…んんっ…!」

キスをすれば、すぐに交わるお互いの想い。
苦しい胸の内が痛いほどわかる。
俺よりもお前の方がずっと我慢してる。


「潤のこと好きだって言いたい。叫びたい。」

「しょおくん…。」

「だから、顔に出ちゃうんだ。
お前のこと考えるだけで、好きが溢れちゃうんだから、しょうがないだろ。」

だってこればかりはどうしようもない。

「翔くん、俺は隠せてるかな?」

「お前は完璧だよ。
逆にさ、もうちょっと俺を見てくれよ。」

「寂しい?」

「そりゃ…わっ!」


油断してたから、今度は俺が反転させられ、潤が俺に跨る。

ずり落ちたシャツはそのままに鎖骨から肩から、滑らかな肌が露わになる。


「しょおくん、愛して…。」

潤からの口付け。

その髪に手を添え、そのまま深く深く何度も何度も熱くて濃厚なキスを繰り返す。


「ん、はっ…ぁ…、」

キスだけで上がる息遣い。


「このまま愛してあげる。」

「あっ、ん…、やぁ、」

そのままの体制から潤の中に入っていく。

くびれた細い腰を掴んで下から打ち込んでやると、淫らに喘ぎ声を漏らす。

ホントは長く繋がっていたいけど、いつもより欲情してる潤の中は熱くて締まって、もうもたない…。

「あっ…も、イクっ…!」

「あぁ…はげしっ…、あぁ、ん!」

俺の上で果てた潤をそのまま抱きしめる。




「やっぱ、無理だわ。」

「え…、なに…?」

「こんなエロい潤見たら、またニヤけちゃう。」

すでにデレデレな顔をしてるであろう俺。
潤のイキ顔が最高すぎて…。


「もう…、バカ…。」

そう頬を染める。


可愛くて、ぎゅっと抱きしめる。


もうバレてもいいや。
俺、隠す自信ないもん。

潤が好きで好きで好きで…。







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コラボ、立ち止まり事件…。

短編ばかり、すみません…。