![にっこり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/614.png)
普段は猫様の刺繍ばっかりやっているえざきです。
読書習慣がついて、たくさん本を読んでいるので
備忘録読書感想文を書いていこうと思います
ネタバレ要素はなるべく含まないようにしたいと思っているので、内容を詳しく知りたい方には向きません
ご理解くださいませ。
![よだれ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/617.png)
概要
舞台は昔の東洋のような場所の とある妓楼。
薬屋のひとりごとの世界線の別の場所にあると言っても良いような設定です。
そこで働く女衒屋(ここでは女を買ってくる仕事)の冴えない男 虞淵(グエン)。
顔に火傷跡が残る下働きの女 翡(フェイ)。
花街一の妓女 西施(シーシー)。
妓楼・太白楼で働く者たちのお話です。
一つの章が1人の妓女に焦点を当てたお話になっていて、なぜこの女は妓女になって、なぜ太白楼を去るのかが書かれています。
人買いに出された女達には実に様々な理由があり、章に挙げられなかった妓女達ひとりひとりにも、様々な理由・人生があるのだと想像させられます。
淡々と妓女の物語が綴られているかと思っていると、後半から まさかの展開が待っています。
妓女の働きぶりが面白い
花街のシーンというと、様々な物語に出てきますが、大体のお話では「華やかな妓女」という表面的な姿でしか出てこないと思います。
女衒屋グエンでは、妓楼そのものが舞台のため、妓女の裏側やその他の役職で働く者たちの姿が描かれていて面白いです。
女が集まれば出てくるドロドロ…話題だけでなく、仲良くしたり、助け合ったりするシーンが多いのも
日向夏先生の作風の好きなところです
読みどころ
やはり最終シーンが面白いお話なので、ぜひ最後まで読んでみてください
最終シーンのインパクトがとても強い本です。
様々な人物が太白楼を通って別々の道を歩んでいくのですが、なんとなくスッとした気持ちで読み終われます。
また、いつかどこかで。 そういう気持ちになれます
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