昨日、学校での校長とのやりとり。


11月に自分が日本へ行く期間と、10月、学校自体のヴァカンスを合わせた期間、

この時期に、来年6月の美容師資格の申し込みがある。

約一ヶ月、学校へ行かないわけで、

何か事前に準備しておいた方がいい書類等はありますか?と聞いた。


思いも寄らぬ校長からの答え。


「Aya、あなたのコントラは年のはず。だから、今年はあなたの申し込みはないわよ」と。


ん??どういうこと?

1年間って、gestionnaire de contrats のおっさんにも言われとったけど…?


散々、校長から

「Aya、この1年だけ、美容師資格に集中すればいいから。だから、クリストフとのやり取りも耐えろ」と、

先週の入学日の面談でも言われた……はず。


確かに、

私とクリストフのサインしたコントラには2年の期間が記載されてはいた。

だが、校長自ら、私に手渡した書類のタイトルには、

彼女の直筆でCAP 1年と大きく書かれている。


あまりの衝撃に、その後の授業の先生(6年勤務されている方)に、


ー今まで、この学校で、外国人を受け入れたことはあるか?

ーまた、その人は何年いたか?


と、相談した。


先生からはAyaのケースは本来は1年なはず。

経験、年齢を考慮しても、今までの生徒は1年だったよ?もしかしたら、何か、懸念材料があるのかな?と。


私の語学力?


その先生からは、私の語学力に関して問題はないし、きちんとついてきているし、答えているじゃないか…と。


私の学力のせい?


悪いけど25年も前に、それも日本語で学んだことを違う言語でやり直して、急に満点がとれる程、

私は秀でて優秀ではない。


ユーラシア大陸なんて、フランス語には存在しない。

そのかわり、ヨーロッパ大陸となる。

ヨーロッパって、大陸のごく一部なのにね。





私の予約欄はフランス人のお客様で埋まっていて、

今日も、学校の後、駆け足でサロンにむかった。

そんな生徒、他にはいない。

CAP の上の資格のBP の生徒でも稀だろう。



美容師資格と関係のない勉強の為に、時間を割く?


私に語学やそれ以外の問題があるのなら、

なんで、フランス人のお客様が私を指名してくれるのだろうか?


なんだか、プロとしての私の実際と、彼らが抱く私の日常のイメージが大きくかけ離れているような気がする。



学校へ行く日の朝、私は家を7時15分には出る。

結構、しんどい。

学業だけじゃなく、家庭、仕事、

今の年齢で頑張るには、目先のゴールが渇望する程、魅力を感じない。


昨日は、ブラッシングとパーマの基礎練習をした。

これを2年、続けるの?何の足しになる?


たった1年、伸びるだけ。


学生証をもらって、学費も給料も保証されている。

社会、数学、歴史、フランス語、chef d'oeuvre 、

学び直しが出来る事、10代の子達に混じっての授業も、楽しめてはいる。

2年になることで、私の何かが変わるわけではないのに。

独立したい!とか、野望があるわけではないのだから。


この胸のザワザワと落胆はなんだろう。

「フランス」というのか、「フランス人」と何かをするのって、なんでこうも、こうなんだろう?


エクサン・プロヴァンスという、フランコフォンが主の地にいる限り、私は三歩進んで4歩戻る?


私の駄目な癖、


ニースかリヨンかパリに行けば、きっと、こんなに不遇なことは今より少ないんだろうな…

外国人慣れしてるフランス人はむしろ、日本人贔屓な人が多いのにな…

エクサン・プロヴァンスにいる人って、なんでこんなんばっかなの?



今日は久しぶりに、眠れぬ夜だった。

昨日の晩御飯も、ワインも喉を通らなかった。


もう、本当に本当に本当に、全部に嫌気がさしてきた。