私がカラーをする時、シャンプーするまで、
「黒くなった〜暗くなった〜」と騒ぐフランス人客。
結果的に、暗くなった事はない
いや、あるけど、それは私の塗布のせいじゃなくて、
クリストフの色選びのせい。
カラーなんて、色選びの段階で仕上がりが決まる。
塗り方は、おおよそ一定で、
水彩絵具とは違って、
塗りながら、彩度や色味を、足したり引いたりできないからね。
クリストフが私にまかせた仕事の仕上がりが悪ければ、私が任せられることはまずないのに…
そもそも、フランス人を雇わずに、
私を選んで雇ったのは、あなたが信じているクリストフなんですけど?
これって、無意識の差別だよなーと思う。
今日のカスハラはやばかった…
正直、私はフランスナイズされちゃってるので、
喉仏まで、「クリストフにやってもらったら?」の一言がきてた。
そんな私に、「まぁまぁ(落ち着いて)」のジェスチャーをするクリストフ。
先日、自分が追い出したカスハラ客の時と、
従業員が被るカスハラでは、扱いが違うらしい。
先週のカスハラ客のカット、
クリストフの常連さんで、
クリストフが彼女に見せた写真のようにしてほしいというのだけど、
明らかに、
長さは本人より長いし、フォルムもレイヤーもスタイリングも、本人の実際とは程遠く、
彼女がゆくゆくなりたいスタイルとも全く別物。
長さが違えど、
その写真のバランスを再現するのなら、グラは長さを切る必要がありますよ…
今の貴女のスタイルはこうなってますよ…と写真を交えて説明すると、納得はできるようだが、クリストフの阿呆な説明のせいで、夢をみすぎていて、ちんぷんかんぷん。
日本でもいる。
男性スタイリストのお客さんに多いのだけど、
太陽は夜昇ると、そのスタイリストに言われたら、そのまんまを信じるタイプの人。
そういう人を触らせてもらう時、もう、こちらは不可抗力。
カスハラ客はテロリストだ…