今日は最悪で、ナルシスト店長とランチミーティングをした。
滝行ならぬ、ランチミーティング行。

ナルシスト店長とむかいあって、話すの(も、食べるのも)がどれだけ苦痛で拷問か…

ー1か月半経って、どうか?
(うるさい)
ーこの間のあれは、なんだ?もっとこうしろ。
(勉強不足のあんたにはわからんわな…)
ー俺がAYAを、コンフォートゾーンに連れてってやる
(給料は払わないくせに、自己啓発系で最悪)
ーカットが上手いだけじゃ駄目だ
(私は商売人じゃなくて、髪を切る生業)
ーAYAの気持ちは見習いとしてなのか、ベテラン美容師としてなのか?どうしたいのか俺には理解出来ない。
なら、まずは、きちんと給料を適切に払え。

見習いの給料しか払わないのに、何を検討違いな事を言ってる?
まずは、給与明細のこと、給料のこと、詫びろ。
そして、お前も練習しろ。もっと、エクス以外の世界、外を見ろ。もっと良質な美容師に出会え。
経営者として、料金設定を上げられるように努力しろ。

そして、他者をリスペクトしろ。他の文化へ関心を持て。

今日思ったもん。次から、うーん?って答えて終わればいっかって。

金払いが悪い挙げ句、小言が多く、ナルシスト。

私の喉仏まで「ferme ta gueule(黙れ)」という言葉が出かかっている。
この言葉が飛び出てくるのを抑えるのが、どれだけ大変か…

昨日の校長との面談、
喧嘩にならないような親切な物言いで、これとこれもこれを伝えなさい…とアドバイスをもらったが、
常識やモラルに従って生きているせいか、
私は泣かされてばかり。なんで、外国人は常識とモラルに従うのに、
白人フランス人はそうじゃなくても許されるわけ??

ナルシスト店長のエゴイズムから来る質問への相応しい回答は、

Ferme ta geueule

というのが、フランス生活の郷に入れば郷に従え、から得た、仮に私がしでかしても仕方のない爆発、と、真面目に思っている。

いつか、この言葉が飛び出たら、ブログのネタ、アペロのネタになって面白いやん。

割と良いレストランに行かされたが(普段なら連れてってもらったというが、ここでは適切な表現を)、嫌いな人との時間は居心地が悪く、
お友達とここのレストランへ行った時は、あんなに美味しくて感動したのに、
今日は、全然美味しくなかった。

大好きなコーラを飲み干すのに苦労したほど。

もう、本当に話すのもいや。近くに座るのもいや。


今日、美容師さんが面接に来た。
女性、お子さんもいる主婦、働いて1年くらいの美容師さん。クリストフは勿体ぶっていたが、
早く、誰でもいいから、兎に角、新しい人が入って欲しい。

求人を出しているが、俺の気に入る美容師はいない
と、偉そうなナルシスト店長。

なら、
どうして、カナダ人で英語も達者、経験豊富なカラーリストでバレイヤージュも得意、人としても穏やかな高人材の美容師から履歴書を貰ったのに雇わなかったか?

せっかくの機会なのに、謎だった。


最近、わかった。クリストフのコンプレックスのせいだ。

あいつの口癖と自慢は
「エクスで15年、美容師をやっている」。

確かに凄いし、エクスを好きなんだな…というのはわかる。
ただ、自慢というのは、弱点でもあるし、コンプレックスにもなる。

人って、口で言っていること、
自分とは逆な事をしている人を内心うらやんだりしちゃうもの。

同じ土地・美容室、エクスという非常に小さな街で15年やり続けてきている一途さと真面目さは凄い、
同時に、
他を知らずに、エクスしか知らずに過ごした15年、
オープンマインドとはかけ離れた15年を過ごしてしまったせいで、

外を知る人、外から自分の知らない事を持ち込む人、

それが、怖いから、エクスとは…という事に強いこだわり、無駄な執着を持っている。
自分が一番、自分が誰よりも優れている、と思うことで安心するタイプの典型的なナルシスト。

だから、カナダ人で…たくさん凄い所があって…なんて人を雇うのが怖かったんだ…と思う。

ナルシスト店長のおかげで、

聞きたくないこと、人の戯言を頭に入れない、

という技術が身につきつつある。