話題になってるので詳細は言いませんが、ヤフーニュースになってます。

こちら


いろいろ言いたい事はあるのですが、すでにたくさんの批判コメントが寄せられてますので、私なりの視点でひとつ。

私は以前このブログで「親族や一族、仲間だけが大事」という異常な考えと言う記事を書きました。

ヤンキーやDQNと呼ばれる人に特徴的な価値観で、「仲間が大事」というキレイな言葉の裏にある、自分たちの仲間ばかりを優先する発想の異常性を書いたつもりです。

今回のファミリー系ユーチューバーも、同じような傾向が見られました。

炎天下で車に子供が閉じ込められてる状況で、親が頼ったのは警察でも消防でもJAFでもなく、「いつもお世話になってる、顔見知りの」整備士や車屋さんだったようです。

JAFを呼ばなかった理由を母親が説明してます。

過去に一度JAFに一時間待たされ、それが理由でJAFを信用しなくなったそうです。

たった一度の経験がすべてに当てはまると思ってるのでしょうか。

とにかくこの母親の勝手なこだわりのせいで、娘さんは長時間閉じ込められ苦しみました。

しかも代わりに呼ばれた信頼できるホンダの業者さんからは、

「JAFを呼んだほうが早いねぇ」

と言われてしまっています。

そりゃそうです。


一刻も早く娘さんを車から出さないと熱中症になり危険な状況で、救出に手慣れたプロではなく、知り合いで信頼できるという整備士さんとかを呼ぶのに時間を使ってしまった。

彼らは車を整備したりする事には高い注意義務や責任を負ってますが、救出の専門ではない以上、救出できなかったとしても責められません。

結果的には助けられてよかったですが、もしかしたら頑張ったあげく、

「ごめんなさい、私は救出のプロではないしできませんでした」

と言われてしまう可能性だってあったわけです。

ちゃんとこういう時のプロの人に頼めば、彼らは高い注意義務と仕事上の責任を負ってます。

でも母親にとっては、見ず知らずの救出のプロよりいわば仲間内と言える知り合いの素人の方が信頼できると考えてしまったわけですね。

母親はこの事を反省する様子はなく、逆にJAFを呼ぶ人の事を「JAF信者」とバカにしてました。

批判的なコメントに「ブチギレました! 視聴者を叱ります!」という内容の動画までアップしてましたが、あまりに批判が多かったのでしょう。次の日には謝罪動画をアップしています。