私は、自分が書いた過去の記事を

読み返して書き直すのが好きだ。

 

自分でも書いたことを忘れていて、

ほとんどアクセスされてなかった

記事に再び光りを当てる。

 

まさに「リライト」。

 

 

リライトをしているときに

頭に浮かぶのは、

 

編集者・竹村俊助さんの著書

『書くのがしんどい』。

 

書籍編集者という

仕事をされているけど、

 

竹村さんはもともと

書くことは好きでもなく、

苦手だったのだそうだ。

 

ただ、ゼロから書くことは苦手でも、

すでにある文章を修正するかたちで

書くことはできるかもしれない……

 

そう気づいてから、

書くことに抵抗がなくなったという。

 

 

 

 

「いい文章を書こう!」

と思いながら書くのは難しい。

 

「わかりやすい文章を書こう!」

というのも、これまた難しい。

 

どう書いたらいいか悩み過ぎて、

自分が何を書きたかったか

よくわからなくなったりする。

 

じゃあ、どうしたらいいか?

 

 

竹村さんは「著者と編集者の

一人二役をやればいい」と言う。

 

 

 

 

何かを書こうと思ったときは、

書きたいことを衝動のままに

バァーッと書きなぐる。

 

これがうまくいくと、

とても気持ちいい。

書くことはまさに自己セラピーだ。

 

 

書きなぐっているとき、

自分は「作家先生」だ。

巨匠が思うままに書けばいい。

 

最初に書くときは、

自分の中の「編集者」には

お休みしておいてもらう。

 

「これじゃわかりにくいよ」

「テンション高すぎない?」

「なんかすごく読みづらいなぁ」

 

とかいう声が頭の隅から

聞こえてきてもガン無視する。

 

 

そうして、書きたいことを

スッキリ!書き切ってから、

「セルフ編集者」に登場してもらう。

 

 

「先生、この文章はたいへん

 勢いがあってよろしいですね!」

 

「うむうむ、そうであろう」

 

「……ただ、ワタクシには

 少し難しいと感じるので、

 このように手を入れてみては

 いかがでしょう?」

 

「ふむ、仕方ないなあ」

 

 

……という対話が脳内で

繰り広げられている。

 

 

 

アメブロは、告知や集客の

ツールとしてなかなか優秀だ。

 

でも、「お客さんを集めるため」

という目的だけしかなかったら、

長くは続けられなかった。

 

いちばんは、自分のために書いている。

 

自分の中で、まだカタチになっていない

「思い」に光りを当てるために。

自分自身を理解するために。

 

それが、私にとってのライティング。

 

 

 

作家先生モード」で書いた後、

とくに修正せずにそのまま

どーん!と投稿することも多い。

 

誰かから依頼をもらって

書く仕事の場合はそういう

わけにはいかないけど、

 

アメブロは私の王国だから、

もう好きにやる。

 

 

でもまあ、そういう記事って

後から読み返してみると、

とてもわかりづらかったりする。

 

自分でも何が言いたかったか、

時間かけて思い出さないと

よくわからないことさえある。

 

だから、「編集者モード」で

リライトを始める。

 

 

改行するペースは調度いい?

漢字とひらがなのバランスは?

 

途中で飽きて離脱しないで、

最後まで読み続けられるだろうか。

 

このへんを太字にしておくと

リズムが出て読みやすいかも……

 

そういうこと考えながら

リライトしてる。とても楽しい。

 

 

 

そうそう、竹村さんは

noteでも文章教室を投稿されています。

なんと、すべて無料!

 

読みやすい文章は『デザイン』が優れている

の回が私は好きです。

 

 

読みやすい文章は、パッとその文章を見た瞬間に「読みやすそう!」と思える。これは「文章の中身」というよりも「デザイン」に近いのではないかと思う。

 

 漢字とひらがなのバランス、改行の位置、「(会話文)」の割合などを計算し、「ビジュアルとして」読みやすくデザインされているのではないか。

 

 文章の中身が大切なのは言わずもがなだけれど、それ以前に、パッと見のデザインが秀逸なのだ。

読みやすい文章は「デザイン」が優れている|竹村俊助 編集者|noteより)

 

 

「ブログは書きたいけど、

 うまく書けないし、

 書くのは大変だし……」

 

と悩んでいたらとてもおすすめです。

 

みあんご!

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