2023年9月16日(土)

 

きな粉玉

 

飼い主渾身の作 ρ(・ω・、)

 

ほらー。おいしそうでしょー。

 

 

 

大阪の病院でがんの治療のために支給していただいた、

「ミサトール GVパウダー」

 

 

青梅の搾汁濃縮粉末で、獣医師専用の補助食品です。

梅のエキスが近年、鎮痛作用抗酸化作用があると知られるようになりました。

特に、梅エキスの成分であるトリテルペノイドが、がん細胞が成長するために必要な脂肪酸合成酵素を阻害して、

がん細胞の増殖を抑えるということが報告されています。

 

 

「パウダー状なので、食べ物に混ぜたり、

ペースト状にして口元につけて舐めさせたりしてください」

 

とのことですが、

猫の投与量「1g」を猫缶のお食事に一緒に混ぜたら、

 

何もかもめちゃくちゃ

まっ茶色になります

 

 

最初のうちは、ぽんちゃんでもだましだまし口にしてくれたのですが、

もう最近はお食事に混ぜたら一口二口で食べるのをやめてしまいました。

 

うーん‥

治療のために大事な補助食品なのにな‥

なんとか体内に取り入れてくれる方法はないものか‥?

 

 

「カプセルに入れて

飲ませている飼い主さんもいるようですよ」

 

と、大阪の先生がおっしゃっていたのを思い出し、

 

 

で、カプセルに入れてみました。

空のカプセルをネットで買って、ミサトールのパウダーをこんな小さいカプセルに入れたところです。

猫が飲み込めるカプセルとしては、このくらいだろうか‥

一番小さいサイズを買って、パウダーを詰めてみました。

 

 

こちらのユーグレナは飼い主が飲むように買ってあったものですが、

大きさを比較してみます。

ユーグレナの3カプセルで約1gです。

 

 

ミサトールパウダーをこの小さいカプセルに入れた場合、

 

1gを投薬するためには、

9カプセルくらい必要か!?

 

 

無理かも‥ orz

 

 

人間だって、この大きさのカプセルでも飲みにくいのに、

それよりも小さいサイズとはいえ、1日に9カプセルは流石に断念しそう。

 

 

 

というわけで!

 

ミサトールパウダーを粘度が普通の3倍ある「投薬用ちゅーる」で練って、

まるくお団子に固めてきな粉でまぶしてみました。

 

 

おやつ感覚でこれならおいしいんじゃない?

食べてみてよ!

 

 

 

 

 

うわぁ‥

見向きもしない‥orz

 

 

 

 

 

そもそも「きな粉」を口にすることすら初めて。

ぽんきちもあーにゃんも、味に敏感だからちょっとでも食べたことがない味や、

食べたことがあってもいつもと違う味だとお気に召さないと警戒してそれ以上食べません。

 

猫缶+ミサトール梅パウダー

いつものスープに溶かして+ミサトール梅パウダー

ちゅーる+ミサトール梅パウダー

投薬用ちゅーる+ミサトール梅パウダー

など

あらゆることを試してみましたが、新しい試作品を作るたびに

 

1口だけ舐めてみてそれ以上口にせずに残りを廃棄しなければならないのが続いてきました。

 

 

そもそも、これ‥

どういう味なんだろう‥

 

飼い主も指にとって味見してみました。

 

あ、「濃縮の梅エキス」だからといって、意外と酸味は全然ないんですね。

なんだろう‥

何の味かというと、焼き魚とか焼いた時に皮目が焦げたみたいなちょっと苦味・渋みのある感じ。

 

 

なるほど‥

 

食べたことがない or 食べた機会が少ない食べ物と組み合わせても警戒する

 

のですな‥

では、次回から別の方法を試してみよう‥。

 

 

 

次回から試してみたいこと

 

1)飼い主が感じたパウダーの味に

近い食品と組み合わせてみる

 

・焼き魚をほぐして、皮目にほどよくまぶす

・大好きなかつおのたたきのお刺し身の皮目につけて与えてみる

 

 

2)パウダーの味を消滅させるくらいの

インパクトのある味と組み合わせてみる

 

「おくすりちょーだい」と混ぜて与えてみる

 

 

「おくすりちょーだい」は投薬用ちゅーるみたいな粘度の高いチーズ味。

 

 

 

 

 

 

 

 

*   *   *

 

いつもぴとっとありがとうございます。

 

 

看守るうるるん

ネブライザー吸引室で、ぽんちゃんが「ぶーん」してますよ。

 

 

 

いつも、「ぶーん」の後はステロイドの「プレドニン」の錠剤を投与するために

投薬用ちゅーると一緒に指に乗せて舐めさせてあげるのがルーティーンになりました。

 

うるるんは、そのちゅーるのおすそ分けを期待して待っているんですね。

 

 

 

尿のアルカリ化を図るため、飲用水に温泉水を混ぜてみることを試してみます。

 

 

 

ボトルにはPH9.5~9.9

 

って書いてあるけれど、

 

試験紙でPHを調べてみた結果、

 

左は普通の水道水:Ph6~7くらいの中性

温泉水:Ph8に近いアルカリ性

 

そんなPh9もないかもしれない‥

 

そもそも、アルカリ性のものが体内でPHが維持されるか?

ということもあるでしょうけど、

基本になる「飲み水」がアルカリ性だったとしても、猫にとって毒性がなければ害はないでしょう‥

 

 

普段の飲み水に温泉水を半分混ぜてみました。

いや、おいしそうに飲むねぇ‥

 

どう?

味の違和感はある?

 

 

あぁ‥

大丈夫ですか。よかった。

 

むしろ、こっちのほうがおいしいみたいでした。