本日は、骨転移の放射線治療をした時の
回想(2016年5～6月)です。
放射線治療て、どんな？と検索される方も
いるかしらー？と思い、当時の手帳を見て、
書いてみます 
T県がんセンター で、
いきなりの癌告知、そして、余命宣告。当時の私は、肺がんの検査や治療について、
検索したり、闘病ブログを見たりは、一切
しませんでした。
だって、半年後には、死ぬんだもん 
数日前まで、普通に仕事をしていた。
ただ足が、痛くて、接骨院行ってただけ。
それが、余命って…諦めるとかじゃなくて
思考能力が崩壊したのだと思う 
2016年5月26日
H市立医療センター 呼吸器内科
左股関節の激痛で、既に歩行困難になって
いた私は、病院の車イスを借りて診察へ。
ここで、現在の主治医M医師
と出会う。
と出会う。 優しそう…でもちょっと頼りない感じ？が
初対面の印象でした 
がんセンターで、手術も治療も出来ない。
痛みを取る緩和ケアだけなので、自宅近く
の病院へと、紹介されて来た私。
なので、どうせ痛み止の点滴するだけだ。
入院させてくれるかな？歩けないし…。
痛みが取れて、最期に家に帰れたら…とか
考えていました 
でも主治医のM先生は、違った。
は、違った。がんセンターから持参した画像を私達にも
見せ、肺がんの状態を説明し、今後の話を
細かく丁寧にしてくれたのです。
M医師の治療方針と計画は、入院をして、
まず、骨転移した左股関節の痛みを取る。
その為の有効な治療は、３つ。
その１
放射線で、骨盤左側に出来た腫瘍を叩く。
その２
医療麻薬で、疼痛コントロールをする。
(どの程度の分量で、痛みが緩和されるか
薬の種類と分量を調整する)
その３
ランマークの注射
入院中２週間で、上記３つを完了させる。
(痛みが、緩和された状態になる)
またこの２週間の間に血液検査、MR(脳)、CT(胸)、RI(骨)、気管支鏡の検査を行う。
そして、転移の状況と肺がん(腫瘍)の種類
を探り、有効な治療法を確定する。
肺がん治療(手術不可は、がんセンターと
同じ見解でした)として、抗がん剤治療を
開始する。
抗がん剤治療と合わせ、歩行のリハビリを
開始する。
癌の緩和チームによる治療(心のケア)開始。
2016年5月26日 初診で、当日入院。
一気に上記の治療に関するスケジュール？
を決め、各担当医や病棟看護師に次々、
携帯連絡をして、段取りを組むM医師。
M医師、かっこええ 💃
ちょっと頼りなく見えるなんて、思って、
本当にごめんなさい 
診察後、そのまま入院(2016年5月26日)
すぐ放射線治療の準備に入る。
放射線は、患部にピンポイントに当てて
治療するので、当てる場所を測定します。
当てる場所(肌)に直接、マジックみたいな
専用のペンで、印をいくつか書かれます。
(治療終了まで、この印を残す。消せない)
私の場合、腰や左足を少しでも動かすと
激痛が走ったので、このマーキング作業
は、地獄でした 
車イスからベットに移る
ベットに横になる
下着(パンツ)を膝まで下げる
膝を立て(膝の下にクッション)仰向けに
なり、静止したまま待つ。
(治療は、この姿勢で受けます)
終了後、下着(パンツ)を上げる
ベットで起き上がる
車イスに移る
一つ一つが、全て激痛を伴う動作だった
ので、一つ一つに大声で叫び、泣いたの
を覚えています 
大人が、泣き叫ぶなんて…まさかね…
自分でも信じられなかったわ
でもこうして、
絶叫のマーキングは無事？？終了。
2016年5月27日～6月9日 (入院)
左股関節(骨盤の左側)の骨転移の腫瘍に
計10回の放射線治療。
放射線が当たっている感覚は、無し。
同じ姿勢を保つことが、苦痛でない方は、
治療そのものは、痛みはありませんので、
心配ありませんよ。
ただ
放射線を当てる部位によっては、後遺症
の話も聞きますので、事前に医師とよく
よく話して下さいね。
足では、後遺症の話は、聞かないです。
私は、少し動いても激痛❗だったので、
後遺症の心配はないけど、地獄でした 
正直、あと半年で死ぬのに何で、こんな
痛い思いを毎日しなくちゃいけないの？
もう、静かに逝きたい…と思ったくらい。
でもリニアック(放射線科)の看護師長が、
凄ーく、いい人で、少しでも私の痛みを
減らせるよう考えてくれ、救われました。
車イスからベットに移るより、ベットから
ベットに移る(この時は、看護師さん達が、
シーツを担架の様にして、移してくれる)
方が、動かないので、痛みが少ないはず！
と、病室からベットで、リニアック室へ
移動することになった。
体位をずらす時は、看護師長のお腹に
バグするようにつかまり耐えた。
(私につかまって！大丈夫よ！と、毎回、
声をかけてくれた)
下着(パンツ)を下げる時は、サッと大判の
タオルを下半身に掛けてくれた。
(自分のペースで、ゆっくり下げてね。と)
周りの看護師や技師にも
ゆっくり！とか、そこ、そっちを持って！
とか、少し待って！とか、
私の様子を見て、指示を出してくれた。
この看護師長さんには、本当に感謝して
います。リニアック終了時には、握手と
バグをして、痛みからではなく、嬉し涙
を流したのを覚えています 
放射線治療の副作用…
放射線を当てた場所(肌)が、トラブルを
起こすこともあるらしいのですが、私は、
計10回当てて、赤くなるとか、痛みとか、
全くありませんでした。
一番、辛かったのは、
激しい下痢に襲われ、暫く続いたこと 
便意を感じることなく、出てしまうほど。
放射線治療は、ピンポイントで当てると
言っても治療する場所の近くの臓器には、
多少は、当たってしまうのです。
私は、股関節だったので、腸に当たって、
腸の活動が異常になったらしい。
治療中の約２週間と、その後、１週間位
は、この激しい下痢に悩みました
特に夜は、車イスだったし、トイレに間
に合わず、パンツを汚しちゃう…
おしり拭きを買って、こっそりパンツを
捨てて…
痴ほう症じゃあるまいし、ずっとこんな
だったら…と思うと、絶望的でした
勇気を振り絞り、看護師さんに相談して、
夜だけ、紙パンツにしました。
病人だけど、まだまだ女盛りの50代よー。
精神的にキツかったなぁ
でも予定どうり、放射線治療は終了❗
私の股関節の腫瘍は、撃退(消滅)できた
のです 
ここからリハビリを開始。
車イスから杖を使えば、何とか、歩ける
ようになります 
あっ、今は、夜も普通のパンツです 
よかったー
私の場合は…が多くて、放射線治療を検索
された方の参考には、なってませんね。
すいません
でも例えば、パンツの話。
当時、誰にも…家族、友人、看護師さん
にも言えず、恥ずかしいし、悲しくて、
鬱になりそうでした
患者の気持ちて、こんなだよ…と、いう
お話しでした ｵﾜﾘ
ｵﾜﾘ
えっ？おかーちゃん、紙オムツなのー❓
いやいや、オムツじゃない、紙パンツ！
いや、今は、綿のパンツだわよ✌
ふ～～ん 💞
あらら、
もーちゃん、パンツ履いてるみたいな柄(笑)
ゲリラ豪雨☔怖いですね。
皆さんの地域は、大丈夫ですか？
お気をつけ下さい。