年末になって届いたコンピレーションアルバム
V.A / Richard & Maya The Wedding Soundtrack
このアルバムはフィリピンで昨年から放映され大ヒットしている人気テレビドラマ
Be Careful with My Heart
のクライマックスシーンで使われた曲のサウンドトラックですが、
2曲目(1曲目は主演の二人の結婚式のシーンの会話が録音されてますので曲としては1曲目)の
Juris Fernandezが歌うWhen I Met Youがとんでもなく良いのでもう仕事そっちのけで聴いてしまうくらいハマってます。
元々は80年代から活躍している大ベテランボーカルグループApo Hiking Societyがオリジナルで、流れるように流麗で破綻のないメロディ展開の佳曲で、個人的には「英語の歌詞」がついたフィリピンオリジナル曲の中でも1,2を争う名曲だと思ってるのですが、Jurisのハスキーなボーカルと、アコースティックギターの美しいアルペジオがこの曲をさらに魅力的なものにしています。

続く3曲目は50年代の名曲When I Fall In Love、この曲はDoris DayやNat King Coleが有名ですが、
ここではなんとロックシンガーのYeng Constantinoがカバー。
ちょっと舌足らずなYengのボーカルが、この魅惑的な雰囲気を持つ曲に独特の無垢な素朴さ、刹那さのようなテイストを加えていて、今まで味わったことのない魅力を感じることが出来ます。
この辺が音楽の「マジック」といえるところでしょうか?素晴らしいです。

正直Be Careful...のサウンドトラックということで(既に番組のテーマソングを収録したサウンドトラックは発売済み)、ドラマ人気に乗じたセールス狙いの1枚かとハスに構えていたのですが、内容があまりにも良いのでびっくりしている次第です。

これは日ごろBe Careful...のドラマを見ている人だけでなくポップ音楽好きなみんなに聴いてもらいたいナイスコンピレーションアルバムです。