先週末に台風30号(Yolanda)がレイテ島に上陸・通過して以来、Googleアラートで「フィリピン」をキーワードに配信されて来る記事はどれも台風関連のもので、通常の3割り増しくらいの量が送られてきていますが、
数日が経過して各国のレポーターも現地入りし、実況中継動画や、市民へのインタビュー記事の割合も増してきました。

レポーターによる現状報告や、避難してきた市民へ街や人の様子をインタビューした記事を読んでいると、大岡昇平さんのレイテ戦記、俘虜記、野火などに描かれている光景とそっくりそのままなので、非常に驚いていると同時にとても悲しい気持ちになります。
毎日jpホームページより
AFPのホームページより

大岡昇平さんの小説を読んだこともあって、10年位前に数回レイテ島へ行きましたが、そこでみたのは、戦争や災害など想像すらできない穏やかで静かで美しい光景でした。

日本は過去にレイテ島で(レイテだけではないですが)大失敗をした経験を持っています。
失敗をしなければ(勝っていれば)良かったとも全く思いませんが、
あの時こうしていれば・・・ああしていれば・・・と後悔したことを今に活かすときでは・・・。
Gooニュースより
自衛隊の派遣が決定したようですが、
>>「必要となれば随時増員することも想定して検討している」
「戦力の逐次投入」という歴史家に愚策中の愚策と批判されている往時の作戦になんだか似ているようで・・・。

被災したフィリピンの市民に十分役立つ支援となるよう期待しています。