今、結構話題になっている本「君たちはどう生きるか」

半日くらいで読んじゃいました。
確かに、とても良い本だと思いましたよ。

自分にも、ちょうど主人公と同じ年の息子がいるので、ぜひ読んだ方がよいよ〜といって本を渡しましたので、今、読んでいるみたいです。


先日、池上彰さんのテレビ番組でも映像化されて、紹介されていました。
たまたま見ちゃったんですけどね。

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.oricon.co.jp/news/2110598/amp/%3Fusqp%3Dmq331AQGCAEYASgB


ただ、残念ながら番組では、原作に忠実に再現してた訳ではなく、何か違和感あるなぁと思って、もやもやしてました。

そして今日、何が引っかかっていたのか気づいたのです。


すごく大切なエッセンス

戦前の日本の教育のありかた、日本の老若男女、小さい子どもから金持ち貧乏にかかわらず全ての人々に身に付いていた道徳観(修身)みたいなものがあったことについては、まるまる切り捨てられていたということですね。


本を読んでない人にはちょっとネタバレしちゃうところですが


例えば、山口君のいじめに対して、立ち向かってケンカになった北見君、最初に殴りかかったのは北見君、潔くそれを認めて叱られる覚悟が出来ている。

でも、先生はきちんと経緯を聴き、結局殴りかかった北見君はあんまり叱られず、いじめをしていた山口君はこっぴどく叱られた。


雪合戦のエピソードのところも

山口君の復讐などではなく、発端は上級生の「(愛国心のような)愛学校心」であり、日本国民としての愛国心が15歳の子ども達にしっかり根付いていることがよくわかるエピソードなんだけど


とにかくこういう日本人の武士道的な精神が大っ嫌いなTV局なんだなぁ。


何はどうあれ

ベストセラーになっていることは、とてもよかった!

素晴らしい本だと思いますから、沢山の方々に読んでほしいです。





(コペル君役を演じた加藤清史郎くんの演技力は圧巻でした!)