相手の言葉や意見に左右されずに

自分の芯を持って生きる

 

そのために大切な考え方があります

 

それは『受け入れる』と『受け止める』

 

似ているようで全く違います

 

『受け入れる』は、

相手の考えを自分の中に取り入れて

納得すること

 

『受け止める』は、相手の考えを聞いて、

『あなたはそういう意見なのね。』と知るだけで

自分の中には取り入れずに止めておくこと

 

自分が相手の考えに納得しなくていいし

自分の意見を変える必要もありません

 

 

私も会社に勤めていたとき

上司と意見が異なって

モヤモヤしたことがあります。

 

ちょうどコロナのパンデミックが始まった当初で

スペインやイタリアで爆発的に広がり

ロックダウンが起きる直前くらいでした。

 

当時私は香港にいて、会社でも徐々に

対応を模索し始めていたころでした。

 

まだ香港支店では在宅勤務なんてやっておらず

80人ほどの部署に数台のノートパソコンを

実験的に手配したところでした。

 

一部の上司や先輩は在宅を

試し始めていたのですが

ほとんどの人は未経験

 

ヨーロッパで起きていることが

こちらにも起きるのは時間の問題

 

いずれみんなが在宅にも切り替えられる

準備が必要だし

そういう働き方もしていきたいと

考えていた私は

上司に自分も在宅勤務をやってみたい

と申し出ました。

 

でも返ってきた返事は

『それって必要ある?』でした。

 

上司の考えは、

下っ端ではなくエッセンシャルな要員を優先し

在宅手配をする。

他のメンバーの在宅手配は現時点では不要

というもの。

 

もちろん、組織として機能するために

より重要なポジションの人を優先させるべき

なのは理解できる。

 

でも私は、いずれ必要になることを

なぜ今やってはいけないのかが理解できず

納得できない気持ちでした。

 

まさに、相手の意見と自分の意見が

明らかに違うのに、

無理に『受け入れよう』として、

モヤモヤしてしまったのです

 

 

ちょうどこの時

『受け入れる』と『受け止める』の違いを知り

相手はこう考える、でも私は別の考えをしている

と人の意見を受け止めてもいいんだと知ったとき

とても気持ちが楽になりました。

 

一歩ひいて考えれば

人はそれぞれ意見が異なってあたりまえです。

 

でも自分ごととなると、つい忘れて、

相手と意見が違うことに

様々な解釈を付け加えたり、

モヤモヤしたりしてしまいがち。

 

そんな時はシンプルに受け止めてみる。

 

無理に納得しなくていいし、

意見が違う自分を認めてあげる

 

同じできごとでも感じ方が変わり

必要以上にモヤモヤせずに

楽になれるかもしれません。

 

 

 

(家のそばのビーチの景色)

 

今日も読んでいただき

ありがとうございます飛び出すハート