仕事が忙しくて取り込み中の時に、次々とメールやチャットが来る…
キーーーッってなって、
時間止まれー‼️ってなって、
一時停止ボタンを押したくなる。
そこでハッと気づく…
現実の世界に一時停止ボタンなんてない…
私がどんなに忙しくても、どんなにキャパオーバーでも、時間は止まってくれない。
もちろん全部が全部急ぎの仕事ではないし、どうにもならない時は周りにヘルプをお願いすることもできるのだけど。
そもそも前職では1日が50時間あってもたりない仕事量だったし、今の会社では部署異動する度に仕事量や気持ちに余裕はできてきている。
つまりは年々ラクになっている(それは知らないうちに私の経験値が増えてるからかもしれないけど)
それなのに、時にいっぱいいっぱいになる自分が悔しい…
そんな時、まるで録画番組を見てる感覚で「ちょっといったん止めて‼️」と、あるはずもない一時停止ボタンを押そうとする自分に気づいて愕然とします。
同じような感じで、あるはずもないリセットボタンを押そうとしている自分に気づくことも。
昨日のブラッシュアップライフの話じゃないけど、人生やり直しなんてできないのよ〜。
立て直すことはできると思うけどね。
ゲームやアニメ等から悪い影響を受けて犯罪を犯す人間もいるし、現実の世界との区別がついてない人間もいると思います。
でもほとんどの人は、ゲームはゲーム、漫画は漫画、現実とは違うってちゃんとわかって生きている。
私もわかってる。
…のだけど、まさか自分が現実世界で、この現実世界を録画番組のように一時停止や巻き戻しをしようとしたり、ゲームの世界のようにリセットボタンを押そうとしたりするなんて…
これがけっこう本気でリモコン探しちゃうんです。
ほんの一瞬でも虚構と現実の世界をごちゃ混ぜにしてしまうとは…自分で自分が恐ろしくなります。
普段、見逃した番組はタイムシフトで見られるし、録画番組はトイレに行きたくなったら一時停止できるし、セリフが聞き取れなかったら巻き戻しもできる。
つまらない場面は倍速で再生したりスキップしたり。
リアルタイムでテレビ番組を見ることはほとんどなく、見たい時に、見たいものを、見たいペースで、見る。
そんな環境にどっぷり浸っていると、こちらの都合なんて関係なく時間は過ぎていき、リアルタイムで進行していく仕事をさばくキャパが極端に少なくなっているようで…
…意外とショック。
ん?
何がショックなんだろう?
あるはずのない一時停止ボタンが見えてしまったことがショックなのか?
それとも、一時停止ボタンを押すことのできない現実世界がショックなのか?
そんなことを考える日々…