富士で行われる5月の大祭に参列してきました。

神事に遅刻するわけにはいかないので、
渋滞を避けて2時間前に現地に到着し、

式典が始まる前から
端の方でゆっくりしていました。

すると、
準備中のわさわさした大人たちの間を、
リュックを背負って
ひょうとひょうと歩き回る少年の姿を見かけました。

以前訪れたときも見かけたことがあったので、

「あの子来てたんだ…」
「この近くに住んでいるのかな?」
などと考えながら、
彼の様子を追っていました。

彼は、
ぶつぶつと独り言を言いながら
敷地内をうろうろ歩き、

時には
地面に落ちている枯れ草を拾い集め、
柵の外に投げていました。

巫女姿の若い女の人が
「⚪⚪君、おはよう!」
と声をかけると、
下を向いたまま
「おはよう!」
と楽しそうに
明るい声で返していました。

ふと
五木寛之さんの
小説の中に登場する、
神の詞を語る少女を思い出しました。

彼は、
ここにいるどの大人たちよりも、
神様に近いのかもしれません。

欲や見栄や
他人に対する
こだわりも無い、

純粋な存在そのものに見えたからです。

そうやって考えているうちに
彼の回りにあたたかい光を感じ、

私の心もあたたかくなってきました。

しあわせのお裾分けを
いただいたようです。

MIAINA
ホリスティックカウンセラー
帆 映美里