本日、第5回 新潟生殖研究会 一般演題の座長をしてきました。
大変すばらしい演題が2題でておりまして、勉強になりました。
特別公演は、藤田医科大学の 倉橋教授 より「PGT-Aにおけるモザイク胚の取り扱いと遺伝カウンセリング」をテーマにご講演をいただきました。
PGT-Aに関しては、
着床率の上昇
流産率の低下 の可能性が指摘されております。
ただ、症例当たりの生児獲得率に差はないというデータもあります。
まだ、議論が続いており、確定的なことは言えません。
私個人的には、流産を繰り返す方に、「いつかは生児を獲得できるはずだから、着床前診断する必要はない」と言い切るのは少々気の毒に思います。
その1回の流産で、どれほどの涙を流したでしょうか?
PGT-Aが生児獲得までの流産回数を減らせれるというデータがまとまれば、希望する患者様に対しては提示されるものであってほしいと思います。
院長