日本は、平成から令和と代わり、皆さんの気持ちも
新たなスタートと感じられている方も多いのではないでしょうか?
戦士のポーズ2(Warrior 2)
このポーズは、足の強化とストレッチするために、
私も毎回シークエンスに取り入れているポーズです。
このポーズをとるときに、何が重要なポイントなのかを
書いていきます。
その前に、、、
ハタヨガは、Parasarita Padottanasana からウォーリア2に入りますが、
ヴィニャサヨガは、ダウンドッグから片足を両手の間にステップして
ウォーリア2に入ることが多いですよね。
ヴィニャサヨガの方法で、ウォーリア2に入る時、足の筋肉全般が
硬い人は、足と足のディスタンス(距離)が狭くなります。
狭くなると、、、
前膝を曲げたとき、膝がくるぶしより前にかなり出てしまうので、
とにかく生徒さんの足を見るようにしましょう。
アメリカでは、膝がくるぶしの上かやや手前(Behind) とキューを
出します。
では、なぜ前膝がくるぶしから出ては
いけないのでしょうか
膝を痛くするから。。。よく聞きますよね。
では、なぜ膝を痛めてしまうのでしょうか
ウォーリア2の後ろ足は、身体より斜めにステップバックしてます。
前膝がくるぶしより前に出ると、上体と頭が前のめりになり、
上体と頭の体重が前膝にかかり、支えることになります。
この時、もし生徒さんの足が弱いと、膝に痛みを感じる
ことがあります。
安定も悪いので、半月板左右あたりに違和感を感じ、膝が痛いに
なってしまいます。
また、インストラクターさんから上体を垂直に上げなさいと
キューが出たら、無理して身体をあげようとした結果、
前膝が内側に入り、後ろ膝が曲げられ、股関節にも痛みを感じるでしょう。
ディスタンスが狭い生徒さんたちに、ある意味『あなたへのキュー』と
わかるように言っても、本人たちは精一杯足を開いているんです。
ただ、関節、筋肉、ティッシュ、腱などが硬いので、
思うように開けないのです。
なので、そういう生徒さんには、やや体全体を立ち気味にして、
前膝がくるぶしからでないように、アドバイスしましょう。
そのことにより、上体と頭が前のめりになりにくくなり、
体重移動が少なくなります。
ウォーリア2で出しているキューです。
前足、前膝は、まっすぐ前を向かせる
Front foot, front knee keep facing forward
理由
前足が左右に向くと膝も左右へ向き、膝が内側に入ると
両足をエンゲージすることが難しくなり(プラスコアのエンゲージも半減)、
後ろ膝が曲がり、上体を垂直に保てなくなります。
また、内側半月板の怪我につながります。
その結果、後ろ足の股関節と内太腿のストレッチを感じません。
前膝は、くるぶしの上か、少し手前にくるように
Front knee come to just above your ankle or little bit behind
理由
上記で書いてあります。
胴体は、クラウンヘッド(頭上)からまっすぐ上げる
Your torso and crown of head strraight up towards the ceeling
理由
上記でも書きましたが、体重が前膝にかからないように、
上体まっすぐで、足を広げて固定したら、そうです、足の
強化につながります。
尾骨は、無理に下げず自然な状態
Keep your tall born natural
理由
前膝曲げて前面を向けて、後ろ足まっすくで、股関節を開いた状態で、
さらに尾骨を下げたら、バランス取れません。
尾骨を下げたことにより、両足のエンゲージが半減し、さらに前膝が
内側に向いてきます。
人間の身体の構造から考えたら、足を広げたら、自然に尾骨が下がるものです。
腕は、前後に広げ、肩のラインまで上げ、
前方の指を前に伸ばし、後方の指を後ろに引く
Open your arms wide and in line with your shoulders,
Reach forward front finger tips, and reach back behind finger tips
理由
指先って、腕をエンゲージしストレッチをより感じる大切な
役割を果たしたり、バランスをとったりします。
ウォーリア2では、両腕を前後に伸ばしあうことで、
上体を垂直に保ち、前膝を曲げてお尻を下げることにより、
より足の強化に繋がるためにバランスとっているんです。
肩は、無理にさげず、腕を上げた時の自然な状態で、
エンゲージする
Keep engaged your arms, and lift up naturally your shoulders
理由
腕を上げたとき、よく肩を下げてというキューを聞かれるともいますが、
ウォーリア2で肩を下げたら、両腕にエンゲージされなくなり、指先も
伸びなくなってしまいます。
肩と同じランまで上げた腕の肩を下げたら、両腕の役目は何でしょうか?
目線は、前方の指先を見る
Look over your front finger tips
理由
胴体と同じ方向を見ると、胴が前のめりになったり、
前膝がうちに入りやすいんです。
前方に伸ばした指先方向を見ることにより、胴体が伸びて入られます。
両足指をスクウィーズ(日本語では、
絞るというニュアンス)し、両足をエンゲージし、
全体のバランスをとる
Keep engaged legs, squeeze both toes and find out balance
理由
足指は、足のバランスと内腿に力を入れるときに、一番重要な役割を
果たします。太ももに力を入れても、足指に力が入っていないと
足全体に力が入っていないことがわかります。
後ろ足指は、60度外へ開く
Back toes facing 60 degrees outward
理由
足指の向きが内側すぎると、くるぶしの怪我につながり、
外側すぎると、股関節と内腿に痛みを感じ、足指に力が入らず、
十分にエンゲージできません。
アメリカでは、60度と言われていますが、人それぞれ足の感覚が違うので、
あまりにも内側、外側に足指が向いていない限り、決めつける必要はないと
思います。
ここで質問ですが、
ウォーリア2のアンカーは、どこでしょうか
後ろ足です。厳密にいうと、後ろフットの小指側エッジ(ふち)です。
ポーズには、アンカー(抑え)が必ずあります。
そのアンカーがブレてしまうと、ポーズしてもポイントとなる
場所がストレッチされす、別な場所のストレッチ、若しくは痛みを
感じてしまうのです。
後ろ足はガッチリ固定して、足の強化を計りましょう
インストラクターさんへのアドバイス
膝が問題のある生徒さんには、足と足の間隔に注意しましょう。
前後のかかとを一直線ではなく、距離を持たせることで
バランスがとりやすく安定します。
前膝は、曲げることができれば曲げて、無理な時は、
膝を伸ばしたままでポーズを提案します。
両足を伸ばしていた方が、中心に体重があり、どちらか片方の
足への負担が軽減します。
ウォーリア2は、ベーシックなポーズと思われがちですが、
実際、注意どころ満点なポーズなんです。
アドバンストな難しいポーズができる生徒さんでも、
アジャストを必要とする方が多いのがこのポーズです。
その場合は、ここをこうしてどこのストレッチを感じなさい
と簡潔にキューと答えを言ってあげるのがポイントです。
アメリカでインストラクターを目指す方、興味のある方は、
是非是非メッセージくださいね。
MYヨガポーズが見れます
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。