毒。
活字にした瞬間に、「ガラスの仮面」の私の一番好きな
エピソードが浮かんできた。
人は自分の体内で、脳内で毒を作り出すことができる。
毒は、自然の一部。
毒は、少量であれば、薬になり、煮詰められて、”毒”となる。
生成した毒を、他人に注入することで、自らの中から排出しようと
するような人間もいる。
誰彼かまわず。
こ物語に出てくる原田という、生来の”嘘つき”、自らの毒を他人に
ぶつけることで自分の”権力”を振りかざす女性を程度の違いこそ
あれ、何度かであったことがある。
”巻き込み型”と私は名付けていた。
いわゆる「平気で嘘をつく人々」である。
それらは、自己顕示欲であり、愛されたい気持ち、自分がいつも
一番でありたいという気持ちの表れである。
一番良いのは関わらないことではあるが、社会や会社に属している
と、どうしても関わらなければならない状態にもなる。
彼女たちは、
なぜ、そんな生き方を選択するのだろう。
「そう言う生き方しかできない」?
それは、あなたの作り出した呪縛だ。
人は、いかようにでも変容できる。
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