宮部みゆき「名もなき毒」 | ヒメのブログ

ヒメのブログ

人生は面白いほどに展開する。

毒。


活字にした瞬間に、「ガラスの仮面」の私の一番好きな

エピソードが浮かんできた。


人は自分の体内で、脳内で毒を作り出すことができる。


毒は、自然の一部。


毒は、少量であれば、薬になり、煮詰められて、”毒”となる。


生成した毒を、他人に注入することで、自らの中から排出しようと

するような人間もいる。


誰彼かまわず。


こ物語に出てくる原田という、生来の”嘘つき”、自らの毒を他人に

ぶつけることで自分の”権力”を振りかざす女性を程度の違いこそ

あれ、何度かであったことがある。


”巻き込み型”と私は名付けていた。


いわゆる「平気で嘘をつく人々」である。


それらは、自己顕示欲であり、愛されたい気持ち、自分がいつも

一番でありたいという気持ちの表れである。


一番良いのは関わらないことではあるが、社会や会社に属している

と、どうしても関わらなければならない状態にもなる。


彼女たちは、

なぜ、そんな生き方を選択するのだろう。


「そう言う生き方しかできない」?


それは、あなたの作り出した呪縛だ。


人は、いかようにでも変容できる。


名もなき毒 (カッパ・ノベルス)/宮部みゆき
¥1,260
Amazon.co.jp