地震にあった。
震度6強の大きな地震。
日立にいた。山の中の、営業に行った企業さんの駐車場。
駐車場には何台も車が停まっていたけど、
車の中に居たのは私だけだった。
「アレ?・・・なんか揺れてる?」
なんて思っていたら、
物凄い揺れが来た。
地震という感覚はなかった。
今までの人生で一度も体験したことのない世界だった。
夢?何かのアトラクション?
地球が割れてしまう。このまま地面に飲み込まれてしまう。
そんな感覚。
ごごごごご・・・・・
音がする。
車の中から周りを見渡す。私今山の中じゃん。
もしかして山が崩れる?私、生き埋めになる??
かといって、車の外に出ても、逃げられそうにない。
相変わらず人の気配はない。
車の中は、倒れてくる物はない。
異様な音とは不釣合いの、安全だと言わんばかりの静かな密閉された空間。
とにかくここにいるしかない。
隣に停まっていた無人の車が、前後左右上下にバウンドしている。
怪奇現象のような異様な光景。
「私今、こういう状態の車の中にいるんだ」
しばらくして、営業先の企業さんの建物から人が一斉に外に出てきた。 ざわざわしている。やっと人の表情を見ることができて、少しほっとした。
揺れがやんだ。山は崩れなかった。
とにかく山を降りよう。平地に逃げなきゃ。
よく知らない道を下っていく。
途中で、民家の塀や外壁が道路に崩れ落ちていた。
一人、また一人、家の中からそおっと人が出てくる。
車を止めて、声を掛ける。
「今のって・・・??」
「地震、地震!」
見ず知らずのおばあちゃんやお母さんと話をして、ようやく「地震」だって確信する。
山を降りて、コンビ二の駐車場に車を停めた。
情報収集しなくちゃ。
リュックをしょった人たちが、たくさん歩いていた。
最初は訳がわからなかったけど、ようやく避難してるんだって気付く。
携帯で会社の同僚、家族に連絡してみる。つながらない。
隣に停まっていた営業マンのおじさんと話した。
今からどうすればいいか。車を動かしてもいいのか。車をおいて避難するべきか。
町のアナウンスで津波が来ると言っている。
ここは安全なの?高台に逃げないといけないの?
判断ができない。
災害用伝言メールとかっていうのがあったよね!
夫、お父さん、お母さんにメール。
「私は無事です。」
その他に何を伝えていいのかわからなかった。
多分30分くらい、余震の揺れにびくびくしながら、津波のアナウンスを聞きながら、 ひたすら電話をかけ続けて、ああでもないこうでもないと過ごしていたと思う。
車で水戸まで帰ろうと思ったときには、道は大渋滞が始まっていた。
信号がついていない。
土地勘はなかったけど、何とか道を進まなきゃと、ナビを頼りに迂回。 普段なら1時間半あれば行ける距離を、7時間ちかくかけて自宅に戻った。
車の中でラジオを聴いて情報収集をした。
会社のみんなは無事?夫は?
メールがきまぐれに受信できて、みんなが無事だということを知ることができた。
「ぶじか?おれはだいじょうぶ。今日はたぶん帰れない」
「まみ、大丈夫??」
離れてても、私は人とつながっている。1人じゃない。
心強かった。
7時間かかったけど、興奮状態だったからか、時間は苦にはならなかった。
むしろ、冷静になることができた。
大停電で街は真っ暗。道路は陥没して閉鎖されているところもあった。
緊急車両と何度もすれ違った。
今となってはどんな道を通って帰ってきたのかわからないけど、
何とか自宅についた。
うちについたら、ちょうどお隣さんが帰ってきた。
玄関先で少し話をした。
星が綺麗だった。ちょっと皮肉だ。
「うちの中結構ひどいですよ」って言われて、覚悟して入った。
充電がぎりぎりの携帯で、アプリの懐中電灯を頼りに。
なんとか本物の懐中電灯に電池を入れたところで、携帯充電が切れた。
物が散乱していた。
テレビが台から落ちていた。
PCも床に倒れていて、プリンターはPCがあった場所にかわりにあって、 どうやってここに来たの??という感じだった。
花瓶や写真立ても倒れていたけど、幸いなことに割れ物はなかった。
そしてもう一つ幸いなことに、普段は流してしまうことの多いお風呂の水が残っていた。
トイレの水が流せることがとても救いだった。
電気・水道・ガス、全てストップ。
余震が続いていた。夫は帰ってくるのかわからない。
寝室は被害も少ない。
明日明るくなったら動こう。
エネルギーを蓄えておかなきゃ。布団にくるまった。
震度6強の大きな地震。
日立にいた。山の中の、営業に行った企業さんの駐車場。
駐車場には何台も車が停まっていたけど、
車の中に居たのは私だけだった。
「アレ?・・・なんか揺れてる?」
なんて思っていたら、
物凄い揺れが来た。
地震という感覚はなかった。
今までの人生で一度も体験したことのない世界だった。
夢?何かのアトラクション?
地球が割れてしまう。このまま地面に飲み込まれてしまう。
そんな感覚。
ごごごごご・・・・・
音がする。
車の中から周りを見渡す。私今山の中じゃん。
もしかして山が崩れる?私、生き埋めになる??
かといって、車の外に出ても、逃げられそうにない。
相変わらず人の気配はない。
車の中は、倒れてくる物はない。
異様な音とは不釣合いの、安全だと言わんばかりの静かな密閉された空間。
とにかくここにいるしかない。
隣に停まっていた無人の車が、前後左右上下にバウンドしている。
怪奇現象のような異様な光景。
「私今、こういう状態の車の中にいるんだ」
しばらくして、営業先の企業さんの建物から人が一斉に外に出てきた。 ざわざわしている。やっと人の表情を見ることができて、少しほっとした。
揺れがやんだ。山は崩れなかった。
とにかく山を降りよう。平地に逃げなきゃ。
よく知らない道を下っていく。
途中で、民家の塀や外壁が道路に崩れ落ちていた。
一人、また一人、家の中からそおっと人が出てくる。
車を止めて、声を掛ける。
「今のって・・・??」
「地震、地震!」
見ず知らずのおばあちゃんやお母さんと話をして、ようやく「地震」だって確信する。
山を降りて、コンビ二の駐車場に車を停めた。
情報収集しなくちゃ。
リュックをしょった人たちが、たくさん歩いていた。
最初は訳がわからなかったけど、ようやく避難してるんだって気付く。
携帯で会社の同僚、家族に連絡してみる。つながらない。
隣に停まっていた営業マンのおじさんと話した。
今からどうすればいいか。車を動かしてもいいのか。車をおいて避難するべきか。
町のアナウンスで津波が来ると言っている。
ここは安全なの?高台に逃げないといけないの?
判断ができない。
災害用伝言メールとかっていうのがあったよね!
夫、お父さん、お母さんにメール。
「私は無事です。」
その他に何を伝えていいのかわからなかった。
多分30分くらい、余震の揺れにびくびくしながら、津波のアナウンスを聞きながら、 ひたすら電話をかけ続けて、ああでもないこうでもないと過ごしていたと思う。
車で水戸まで帰ろうと思ったときには、道は大渋滞が始まっていた。
信号がついていない。
土地勘はなかったけど、何とか道を進まなきゃと、ナビを頼りに迂回。 普段なら1時間半あれば行ける距離を、7時間ちかくかけて自宅に戻った。
車の中でラジオを聴いて情報収集をした。
会社のみんなは無事?夫は?
メールがきまぐれに受信できて、みんなが無事だということを知ることができた。
「ぶじか?おれはだいじょうぶ。今日はたぶん帰れない」
「まみ、大丈夫??」
離れてても、私は人とつながっている。1人じゃない。
心強かった。
7時間かかったけど、興奮状態だったからか、時間は苦にはならなかった。
むしろ、冷静になることができた。
大停電で街は真っ暗。道路は陥没して閉鎖されているところもあった。
緊急車両と何度もすれ違った。
今となってはどんな道を通って帰ってきたのかわからないけど、
何とか自宅についた。
うちについたら、ちょうどお隣さんが帰ってきた。
玄関先で少し話をした。
星が綺麗だった。ちょっと皮肉だ。
「うちの中結構ひどいですよ」って言われて、覚悟して入った。
充電がぎりぎりの携帯で、アプリの懐中電灯を頼りに。
なんとか本物の懐中電灯に電池を入れたところで、携帯充電が切れた。
物が散乱していた。
テレビが台から落ちていた。
PCも床に倒れていて、プリンターはPCがあった場所にかわりにあって、 どうやってここに来たの??という感じだった。
花瓶や写真立ても倒れていたけど、幸いなことに割れ物はなかった。
そしてもう一つ幸いなことに、普段は流してしまうことの多いお風呂の水が残っていた。
トイレの水が流せることがとても救いだった。
電気・水道・ガス、全てストップ。
余震が続いていた。夫は帰ってくるのかわからない。
寝室は被害も少ない。
明日明るくなったら動こう。
エネルギーを蓄えておかなきゃ。布団にくるまった。






明日までだった






」と話が止まりません







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