「玉子」というのは1個の値段数10円だというのに、どうしてあんなに”ごちそう感”があるのでしょうか。

牛丼につける玉子、すき焼きに使う玉子、ラーメンの具の半熟玉子。
これらはなんだか”勝者”になった気さえ起こさせれくれます。

しかし、そんな玉子。

ガーナでも何不自由なく手には入るのですが…、

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このように黄身が黄色くないのです・°・(ノД`)・°・

はじめは目を疑いました。

「黄色じゃなかったら、
オメェの事なんて呼んだらいいんだよ、
えぇ?゛(`ヘ´#)
”白身よりはちょっと色があります味”とか
”玉子の真ん中のやつで、将来的にはヒヨコになります味”ですか?
あーん( ̄へ  ̄ 凸」


とにかく”黄味”ってものは黄色い事にかなりの意味があり、チャーハンを作っても玉子は米と同化してしまうし、玉子焼きもいまいちです。

それが、

なんと、

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「オレのでよかったら使ってもらっていいっす。」

と、このギニファーというガーナ北部では日本人の天然うなぎ的に高級とされている鳥の玉子を手にいれる事ができました。

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実は昨日はちゃんと目玉焼きをつくったのですが、今日はニワトリの玉子との”ハイブッリット目玉焼き”となりました。

左がギニファー、右がニワトリです。


この輝くような黄金とも形容したいような黄身を見た時は、

「I missed you!!(´□`。)」

つまり、「会いたかったのよー!!」と叫んだのです。



さて、先日「白羽の矢」をたてていただきました「数学オリンピック」のほうはまだアクラで対戦中でベスト4くらいまで残っているそうです。


先週の水曜日だったか以前教えていた生徒の一人が、

「今、実験でラジオを作っているのですが手伝ってもらえますか?」

とやってきた。

もう少し話しを聞いてみると、来週あたりに「コンテスト」のようなものがあり、そこで「理科実験」を披露するのだそう。

そして、彼らは図書室から借りて来た本を見てラジオを作ってみたのだが、何も聞こえないという事。

行ってみると、本の通りに組み立ててある手作りラジオ。

しかし、当然私にはラジオの事は分からず、色々JICAボランティアに電話したり実際にきてもらったのですが、残念ながらガーナでは使えない仕組みのAMラジオだったそう。

という訳で、

「先生、何か手に入りやすい道具で出来る実験知りませんか?」


そうやって私が推薦したのが『ポンポン蒸気船』とよばれるもの。

日本語の本で写真をみせて、材料の説明と「水が気体に変わってウンヌン。作用反作用でウンヌン。」だけ説明すると、「はい、出来ると思います。」


本当かよ!?


と、心配してましたが…、


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じゃーん!!!


なんと、写真そっくりそのまま作ってきました≧(´▽`)≦

いやー、なんて「工作大好き男子」なんだ。

ミニ四駆とかあげたいよ。

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残念ながらプールなどないので、たらいの中で走らせる。

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先生たちを集めて披露する。

私がササっと説明したけど、ばっちりと理論も説明でき先生たちも感心。

「フムフム、きっとイエジとかにある船と同じ原理だね。」

本当は蒸気列車とかと同じ原理だといいたいのですが、ガーナには鉄道はありませんので。

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せまいタライの中ですが、その名の通り”ポンポン”とすすむ舟。


工作や理科実験などほとんど教えられてない彼がここまでやったのって、本当にすごいなぁと思って、この気持ちをおかずにその後おいしくビールをいただきました。しょーがないですよ、これは。


これはきっと、協力隊あるあるなんだろうけど、任期の終了を着陸体勢で迎えるこの時期が一番楽しいかもしれない。

私はあと1年だったらやれるんだけどなぁ。

なんてね。