先日 パテラ(膝蓋骨脱臼) が発覚したKちゃん
とはいえ、生活に支障はなくいつもと変わらず元気に散歩しています
かかりつけB先生の触診によると、
膝蓋骨内方脱臼 (Medial patellar luxation)
右がグレード1
左がグレード2
痛みはないが、膝が外れると違和感を感じているだろうとのこと。
飼い主から見ると
見た目も特に異常なく普通に歩いて動けている。(と思う)
ただ、若干左後ろ側の踏ん張りが右より弱いかも?と感じることがあったり、
触るとたまにコリッと関節?が動く感触があるかも
…そんな程度だったので、いきなりステージ2と言われ驚きました。
peco-japan.com
B先生の勧めで
フィジカルセラピーをすることになりました。
事前に案内がメールで送られてきて、
-食事は2時間前までに済ませておく
-事前にトイレを済ませておく
-犬がfood motivated(食べ物で釣られるタイプ)なら、お気に入りオヤツ持参OK
-おもちゃが好きなコはお気に入りのおもちゃ持参OK
など指示がありました。
はじめての今回はアセスメント(評価)
待ってる間、震えはしないけど険しい顔
優しい若いお姉さんセラピストさん達に囲まれ
色んなところを触られ押され、曲げ伸ばしされ
歩様もチェック
Kちゃん 圧倒されて椅子の下に避難私の後ろにかくれた
膝の上に逃げてきたり
とはいえ、検査の間は大人しく協力的でした
持って行ったおもちゃはそれどころではなかったけど、ちゅーるは役に立った!
ペロペロしながら検査を受ける
アセスメントの結果は
右 グレードゼロ→パテラなし
左 グレード3
左後ろ脚を庇って体重のかけ方が右側に寄っていて、そのせいで背中周りや右側の筋肉が凝っているそう。
提案されたのは
週一回ペースの
レーザー療法
水中トレッドミル
費用は1回200ドル超え!
あとは自宅で行うマッサージ
(STM soft tissue mobilization)
副脊髄筋、両側上腕三頭筋 腸腰筋 広背筋をターゲットに1日2回5-10分
日常生活での注意点として
日常的な散歩を続ける
ジャンプや急激な動き(ひねったり急な方向転換)を避ける
パテラのグレード、かかりつけ医と評価が違うけど⁈ しかもステージ3って!
↑触診検査によるグレード分類は獣医師の主観的な判断に基づくため、診断を行う獣医によりグレードが異なることもあるとか。(ネット情報です)
かかりつけB先生にも今一度聞いてみたところ、
左のステージ3に関しては
「うーん賛成しかねる、そこまでではないと思う」
「ステージ2〜3のボーダーラインということかな」
右に関しては
「外れやすい時とそうでもない時があるから、今回の評価になったのでは」
でもB先生が触診した時には外れたそうなので、パテラがあることは間違いないだろうと。
左膝が「ステージ2〜3のボーダーライン」であったとしても、Kちゃんは今のところ症状もないので、今すぐ手術する必要性はなく、フィジカルセラピーで筋力強化、運動療法しつつ様子見でよい。とのことでした手術はできれば避けたいのでひとまずほっ
2歳ちょっとで発覚したので、生まれつき(先天性)であろうと。
先生と相談し、今後の進め方としては
B先生のところでレントゲンを撮り(まだ撮ったことない)膝の状況を確認
リハビリ開始
1ー2か月続けてみて効果があるかどうか
状況により、整形外科の専門先生に一度診てもらい意見を聞いてみる
アセスメントの後、
レーザー療法をお試しで受けました。
嫌そうな顔…
Kちゃんが感じるのは温かさぐらいだそうですが、ビクッとする時もありました。
自宅でするマッサージの仕方を教えてもらい今日は終了。
診察室から出るとめずらしくKちゃんご立腹
しばらく視線を合わせてくれませんでした。
前日はこんなご機嫌だったのに、すごい違い
次はレントゲンを撮りに行ってきます
リハビリ施設は、B先生があげた候補の中から1番家から近い所を選びました。
ネットではなかなか高レビュー。実際Kちゃんを連れて行ってみての感想も良い感じでした。
それよりも、現在シンガポールに選択肢があるくらいリハビリできる施設がいくつもあるというのに驚き!!
2010年に先代チワワのCちゃんが両膝の手術をした当時はシンガポールにペットのリハビリできる所はゼロでしたから。
ここ10年ちょっとでシンガポールの進歩ぶりすごい
英単語
MPL(medial patellar luxation)膝蓋骨内方脱臼
ROM(range of motion)可動域
Palpation触診
spine 背骨
Thoracic spine胸椎
Lumbar spine 腰椎
Stiffness 堅いこと、凝り
Latissimus dorsi広背筋
Biceps上腕二頭筋
Tricepts上腕三頭筋
Flexion/extension 屈曲/
Coronoid process 鉤状突起
Carpus手根骨
Digits 手指
Forelimb/hindlimb 前足/後ろ脚
Iliopsoa 腸腰筋
Pectineous 恥骨筋
Stifle 膝関節
Cranial tibial 頭膝蓋骨
Femur 大腿骨
Tibia 脛骨
Cranial Cruciate ligament 前十時靭帯
Cranial drawer 脛骨の前方引き出し
Tarsus足根骨
Varus formation 内反形成(内側に曲がっていること)
Valgus formation 外反形成(外側へ曲がっていること)
Fasciculations 筋肉痙攣ピク付き
Paraspinal muscles 副脊髄筋
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