前回の続きですあしあと



2021年3月14日(WEEK15)

抗がん剤7回目投与から5日後


午前中はいつも通り元気一杯、食欲旺盛


午後ふと気付くと、チワさん

元気がなくなってドッグベッドに小さく丸まっている。

しばらくする震えていて、

体温を測ると39.9℃びっくり

 (ワンコの平熱37.8ー39.2℃)


その後は落ち着きなくウロウロ、ウンチ(最後の方柔らかめ)したら少し落ち着きましたが調子悪そう。


体温が39.4℃以上の場合は病院に連絡するようにと言われていましたが、あいにく日曜日でかかりつけクリニックは休診。かかりつけB先生にメールしました。


すぐに返信があり、翌朝まで待たずにすぐ時間外救急に行くようにと言われて慌てて向かいました。


車 車 車 車 車 車 車 車 車



到着後、

コロナなので外でトリアージ&待機

抗がん剤治療中なのも伝えました。


血液検査

好中球: 0.13  極めて低値

WBC :0.69  極めて低値

RBC       全て低値

HCT

HGB

RETIC

LYM

EOS      

腎臓値urea:18 高値

cPL: アブノーマル →膵炎?

肝臓値:正常値





診察時体温40.1℃


腹部超音波検査もしたかったのですが、時間外で担当医不在のためできず。


少し貧血

白血球の値が低すぎる

発熱もあり

感染症の可能性大

入院になりました


そういえば発熱を伴う白血球数低値は緊急事態とがん専門医からもらったインフォメーションシートに書いてあったと思い出しました。治療後1週間くらいの急な発熱は要注意だと注意 

すぐ連れてきてよかった…


抗がん剤治療後、感染の原因となる病原体を排除する役割を担っている好中球が少なくなり感染症にかかりやすくなり、敗血症を起こすこともある。ビンブラスチンの場合、感染は大概治療の治療後5日から7日後に起こる。発熱、元気低下、嘔吐、食欲低下などの症状が見られる。入院が必要になるケースはまれで5%程。



特に病名は言われなかったのですが、発熱性好中球減少症(Febrile neutropenia) だったのでしょうか? 定義に当てはまるな…


slideshare.netイヌとネコの発熱性好中球減少症診断・初期対応編よりお借りしました





夜、面会できましたニコ



入院してすぐ点滴で抗生物質を投与開始したので、数時間で38.4℃の平熱に下がり、ひとまず安心😮‍💨しました。


抗生物質(sulbactam ampicillin アンピシリン/スルバクタム)

制吐剤 Maropitant

痛み止め Methadoneメタドン 

胃酸を抑える薬 Omeprazole オメプラゾール 



持参した夕ごはん、

ドライフード、ゆでたチキンは食べず、チュールのみ1/2食べました。ちゅーる最強グッ




あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと


2021年3月15日(月曜)


翌朝 平熱、バイタル安定


朝、退院してその足でかかりつけB先生のクリニックへ。

閉院時間まで(午後7時)点滴、前日できなかった超音波検査もすることに。


発熱なし

点滴

セレニア注射



血液検査

CBC:全体的に良くなった 

好中球、白血球ともに上昇してきている 




腹部超音波検査

右側に不快感(痛み)あるようで鎮静剤を使用


膵臓:明らかな膵炎の兆候見られず

腎臓:右 腎盂前より腫れている。感染症なし

   左 問題なし

膀胱、尿道:良好

リンパ節:正常

胆嚢: 前回と同様 沈殿物あり



x線検査(背骨、骨盤)

最近、後脚が前にも増して歩き方がぎこちなく変な時がありちょうどレントゲンを撮る予定でした


背骨:椎間板に異常箇所あり(以前からの問題)

骨盤: 異常なし

転移なし




今回の発熱は好中球数が減少し、感染症をおこしていた(起こしかけた)ため。

右矢印あと2週間抗生物質服用を続ける(Curam)



軽度の膵炎のようーcPLがアブノーマルだったものの、発熱時に柔らかめ便が出た以外症状は見られず。超音波でも明らかな兆候は見られなかった

右矢印セレニア3日間継続する

食欲増進剤

フードの割合変更ー腎臓サポート:胃腸サポート(低脂肪)を1:1にする。特に高脂肪の缶の腎臓フードは与えるのをやめる


今後抗がん剤治療はどうする?
右矢印体調良くなるまでとりあえず延期



夜、点滴も外れ退院。

帰宅後はごはんも全く興味もなしで翌朝までずっと寝ていました。





メモ英単

Infection 感染症

WBC(white blood count)白血球

Neutropenia 好中球減少症

Neutrophils 好中球

cytopenia 血球減少

Sepsis 敗血症

Anemic貧血の

Intravenous fluid 、IV drip点滴

Intensive care 集中治療室

Preventive, prophylactic antibiotics 予防的抗生物質

Febrile neutropenia 発熱性好中球減少症

Hospitalization 入院

Discharge退院

Side effects 副作用

Pancreatitis 膵炎

Spine 背骨

Pelvis骨盤

spinal disc椎間板

bone marrow suppression 骨髄抑制

myelosuppression骨髄抑制

febrile 発熱した




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