朝から夜まで仕事。
勤務終了後、まっすぐ新宿へ向かう。新宿武蔵野館でレイトショーのチケットを購入したあと、劇場の近くにある『てんや』で夕食。
食後、劇場に戻りロビーで開場を待つ。こういう事を言うのは何だが、頭のおかしな人がいて何やらずっと独り言を発し続けていた。
午後8時半過ぎに開場。場内で、三鷹シネマ倶楽部の神原さんやTさんに遭遇。今夜は上映後に、倉本雷大監督と映画評論家の中井圭さん、そして放送作家の松崎まことさんによるトークショーが行なわれる。ちなみに松崎さんも三鷹シネマ倶楽部のメンバーである。
神原さんとTさん、朝から映画をハシゴして観ているそうで、Tさんは4本目、神原さんは5本目だそうな。お二人とも元気だな…。

『思春期ごっこ』(2014/アイエス・フィールド/90分)
思春期の少女達が抱える心的な葛藤を捉えた青春ドラマ。友情と嫉妬、夢や挫折を繊細に描き出す。
蓮見鷹音(未来穂香)と辻沢三佳(青山美郷)は、中学3年生の親友同士。絵の好きな鷹音は美術学校への進学を目指し、文学少女である三佳はお気に入りの小説『思春期ごっこ』を日々熟読していた。
そんなある日、三佳は『思春期ごっこ』の作者である花岡奈美江(川村ゆきえ)と偶然知り合う。憧れていた小説家と出会い、舞い上がる三佳。花岡は物書きの道を諦め、現在は図書館に勤めていた。
だがこの出会いが、鷹音と三佳の友情に影響を及ぼすのだった…。


物語序盤から、鷹音の三佳に対する友情以上の感情、つまり恋愛感情が垣間見える。少しだけネタバレするが、終盤で鷹音の恋愛感情は一線を越えて爆発してしまう。
花岡の登場で、仲良しだった三佳と鷹音のあいだに隙間が生まれる。二人の間にできた溝は、それぞれの些細な言動によって大きく広がってしまう。スクリーンを眺めながら「自分にもそんな事があったなぁ…」などと、昔を思い出し哀愁的&感傷的な気分に浸った。
不慮の事故で右足を怪我してしまい、松葉杖をついて登校する三佳。心身共に傷付いた彼女の姿を見て、今年右足を骨折した私はさらに共感。悪い事は続くモンだ…。
予備知識ゼロで鑑賞しましたが、物凄く繊細な作品でした。個人的には物語から叱咤激励された部分もあり、観に来て良かったです!

終映後、倉本監督&中井圭さん&松崎まことさんによるトークショーを拝聴。本作が初の劇場長編映画となる倉本監督。美少女ばかりを起用するのは、可愛い女の子の方が見栄えが良いからとのこと。
重要かつ印象的な場面に必ず水が登場するが、それは偶然で特に意識して撮ったものではないそう。
鷹音を美術部員にしたのは、絵を描く時には、書く側とモデルになる人物が必ず向かい合わせになるので、それを狙ったそうである。
作品の内容的に、山戸結希監督の『5つ数えれば君の夢』を意識しているのか?という質問があり、倉本監督によればその作品は見ていないものの、山戸監督の現場は何度も手伝っており、哲学者であり詩人でもある山戸監督は「言葉」を大事にする方だなぁという印象だそう。ただ、倉本監督は言葉以外の物から表現したい気持ちが強いので、自身の作品では山戸監督を反面教師にしているそうだ。
中井さんから「足からナメる(撮影する)場面が多々あったが…」との指摘に対して、監督曰く「足が好きなのもあるが(笑)、先に話したとおり言葉を遮る、あえて顔を切ることで、表情からの情報を遮断している」とのことである。

トークショー終了後、劇場ロビーで神原さんから松崎まことさんを紹介していただく。ふと思い出したが、松崎さんといえば昨年11月に小田急線・経堂駅『さばの湯』で開催された、必殺仕置人「念仏の鉄」生誕40周年イベントをされていた御方じゃないか?あれ凄く行きたかったんだよなぁ。自分はその日『血まみれ結婚式』に参加していましたねぇ…。(遠い目)
10月から「渋谷ユーロスペース」他で公開される、ピンク映画界の大御所「ミスター・ピンク」こと、池島ゆたか監督初の一般映画
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勤務終了後、まっすぐ新宿へ向かう。新宿武蔵野館でレイトショーのチケットを購入したあと、劇場の近くにある『てんや』で夕食。
食後、劇場に戻りロビーで開場を待つ。こういう事を言うのは何だが、頭のおかしな人がいて何やらずっと独り言を発し続けていた。
午後8時半過ぎに開場。場内で、三鷹シネマ倶楽部の神原さんやTさんに遭遇。今夜は上映後に、倉本雷大監督と映画評論家の中井圭さん、そして放送作家の松崎まことさんによるトークショーが行なわれる。ちなみに松崎さんも三鷹シネマ倶楽部のメンバーである。
神原さんとTさん、朝から映画をハシゴして観ているそうで、Tさんは4本目、神原さんは5本目だそうな。お二人とも元気だな…。

『思春期ごっこ』(2014/アイエス・フィールド/90分)
思春期の少女達が抱える心的な葛藤を捉えた青春ドラマ。友情と嫉妬、夢や挫折を繊細に描き出す。
蓮見鷹音(未来穂香)と辻沢三佳(青山美郷)は、中学3年生の親友同士。絵の好きな鷹音は美術学校への進学を目指し、文学少女である三佳はお気に入りの小説『思春期ごっこ』を日々熟読していた。
そんなある日、三佳は『思春期ごっこ』の作者である花岡奈美江(川村ゆきえ)と偶然知り合う。憧れていた小説家と出会い、舞い上がる三佳。花岡は物書きの道を諦め、現在は図書館に勤めていた。
だがこの出会いが、鷹音と三佳の友情に影響を及ぼすのだった…。


物語序盤から、鷹音の三佳に対する友情以上の感情、つまり恋愛感情が垣間見える。少しだけネタバレするが、終盤で鷹音の恋愛感情は一線を越えて爆発してしまう。
花岡の登場で、仲良しだった三佳と鷹音のあいだに隙間が生まれる。二人の間にできた溝は、それぞれの些細な言動によって大きく広がってしまう。スクリーンを眺めながら「自分にもそんな事があったなぁ…」などと、昔を思い出し哀愁的&感傷的な気分に浸った。
不慮の事故で右足を怪我してしまい、松葉杖をついて登校する三佳。心身共に傷付いた彼女の姿を見て、今年右足を骨折した私はさらに共感。悪い事は続くモンだ…。
予備知識ゼロで鑑賞しましたが、物凄く繊細な作品でした。個人的には物語から叱咤激励された部分もあり、観に来て良かったです!

終映後、倉本監督&中井圭さん&松崎まことさんによるトークショーを拝聴。本作が初の劇場長編映画となる倉本監督。美少女ばかりを起用するのは、可愛い女の子の方が見栄えが良いからとのこと。
重要かつ印象的な場面に必ず水が登場するが、それは偶然で特に意識して撮ったものではないそう。
鷹音を美術部員にしたのは、絵を描く時には、書く側とモデルになる人物が必ず向かい合わせになるので、それを狙ったそうである。
作品の内容的に、山戸結希監督の『5つ数えれば君の夢』を意識しているのか?という質問があり、倉本監督によればその作品は見ていないものの、山戸監督の現場は何度も手伝っており、哲学者であり詩人でもある山戸監督は「言葉」を大事にする方だなぁという印象だそう。ただ、倉本監督は言葉以外の物から表現したい気持ちが強いので、自身の作品では山戸監督を反面教師にしているそうだ。
中井さんから「足からナメる(撮影する)場面が多々あったが…」との指摘に対して、監督曰く「足が好きなのもあるが(笑)、先に話したとおり言葉を遮る、あえて顔を切ることで、表情からの情報を遮断している」とのことである。

トークショー終了後、劇場ロビーで神原さんから松崎まことさんを紹介していただく。ふと思い出したが、松崎さんといえば昨年11月に小田急線・経堂駅『さばの湯』で開催された、必殺仕置人「念仏の鉄」生誕40周年イベントをされていた御方じゃないか?あれ凄く行きたかったんだよなぁ。自分はその日『血まみれ結婚式』に参加していましたねぇ…。(遠い目)
10月から「渋谷ユーロスペース」他で公開される、ピンク映画界の大御所「ミスター・ピンク」こと、池島ゆたか監督初の一般映画
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