mixiのマイミクさんの日記を読んで、原宿の駅前にあった歩道橋が無くなったことを知る。原宿は私が上京した1年目、専門学校があったので通いつめた思い出の場所だ。療養が終わって帰京したら、初心に返るために原宿へ行くつもりだったのに、残念で仕方ない。
さらにマイミクさんからの情報で、新橋文化劇場&新橋ロマン劇場が閉館することを知った。物凄くショック。また一つ、いや二つだ、名画座&ピンク映画館の灯が消えてしまう。今すぐ帰京できないのがもどかしい。東京へ戻ったら、なるべく劇場へ足を運ぼう…。
そんなわけで、富山県内は朝から小雨がパラつく空模様。けれども私は、自転車を漕いで富山市郊外にあるシアター大都会へ向かう。この三國連太郎主演映画は三十年前に製作されたのだが、今まで一般公開されなかった幻の作品だ。

『朽ちた手押し車』(1984/アークエンタテインメント/134分)
昭和五十七年四月。夜明け真近い、新潟県・親不知海岸。元漁師の安田源吾(三國連太郎)は、今日もまた小便で濡れた着物を引きずりながら、波打ち際をさまよっていた。源吾はすでに老人特有のボケがはじまっていたのである。ボケた父と末期患者の母(初井言榮)を抱えた、息子夫婦(田村高廣&長山藍子)に安らぎはなかった…。
痴呆症の進んだ源吾は、いくら食べても満腹感が得られないのか、食事を済ませて暫く経つと、すぐまた食べ物を要求する。ご飯やおにぎりを底なしに食べる姿は、見ているコチラが胸焼けしそうだ。
それにしても、三國連太郎さんの演技力は凄まじい。三十年前の作品なのにもかかわらず、演じた源吾の風貌は晩年の三國さん本人よりも遥かに衰えた老人に見える。
頭はボケて顔もシワだらけだが、そこには日本海の荒波を相手に人生を歩んできた男の姿が見てとれる。あまりの演技力にドキュメンタリーを見ているような感覚だ。

物語中盤、元気だった母親がある日突然「筋萎縮性側索硬化症」という不治の病にかかってしまう。余命は半年。症状が進行するにつれ呼吸困難に陥り、それが日々悪化。苦痛な状態が死ぬまで続く。
母親の希望もあり、息子は医者に安楽死を頼むが拒否される。結果的には母親は予定よりも早く死を迎えるのだが、自然死なのか安楽死なのか、はっきり分からない。
この時代は「延命拒否」という選択は無かったと思う。現代でも安楽死は殺人罪に問われるが、尊厳死すら許さず、苦しみ続ける姿を見る続けるのはあまりにも辛い。
もしも自分の親が不治の病に冒されて、苦しみ続けているのを見た時に安楽死を選択できるか想像が難しい。しかし万が一、自分自身が治る見込みのない病気を患って、半年も苦しみ続けることになったならば安楽死をお願いしたい。地獄が続く生存権なら必要ない。
ちなみに老夫婦の次男役を「秘密戦隊ゴレンジャー」でお馴染みの誠直也さんが演じている。劇中で年齢や役柄に似つかわしくない、赤色のジャンパーをずっと着ているのは「アカレンジャー」を演じていたという、アイデンティティーの表れかと思ってしまった…。

雨は夕方にはあがった。夕飯を食べたあと午後8時過ぎ、散歩がてら自転車で市街地へ。富山市総曲輪通り商店街グランドプラザに七夕が置いてあった。自分も短冊にお願い事をした。内容は内緒…。

10月から「渋谷ユーロスペース」他で公開される、ピンク映画界の大御所「ミスター・ピンク」こと、池島ゆたか監督初の一般映画
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さらにマイミクさんからの情報で、新橋文化劇場&新橋ロマン劇場が閉館することを知った。物凄くショック。また一つ、いや二つだ、名画座&ピンク映画館の灯が消えてしまう。今すぐ帰京できないのがもどかしい。東京へ戻ったら、なるべく劇場へ足を運ぼう…。
そんなわけで、富山県内は朝から小雨がパラつく空模様。けれども私は、自転車を漕いで富山市郊外にあるシアター大都会へ向かう。この三國連太郎主演映画は三十年前に製作されたのだが、今まで一般公開されなかった幻の作品だ。

『朽ちた手押し車』(1984/アークエンタテインメント/134分)
昭和五十七年四月。夜明け真近い、新潟県・親不知海岸。元漁師の安田源吾(三國連太郎)は、今日もまた小便で濡れた着物を引きずりながら、波打ち際をさまよっていた。源吾はすでに老人特有のボケがはじまっていたのである。ボケた父と末期患者の母(初井言榮)を抱えた、息子夫婦(田村高廣&長山藍子)に安らぎはなかった…。
痴呆症の進んだ源吾は、いくら食べても満腹感が得られないのか、食事を済ませて暫く経つと、すぐまた食べ物を要求する。ご飯やおにぎりを底なしに食べる姿は、見ているコチラが胸焼けしそうだ。
それにしても、三國連太郎さんの演技力は凄まじい。三十年前の作品なのにもかかわらず、演じた源吾の風貌は晩年の三國さん本人よりも遥かに衰えた老人に見える。
頭はボケて顔もシワだらけだが、そこには日本海の荒波を相手に人生を歩んできた男の姿が見てとれる。あまりの演技力にドキュメンタリーを見ているような感覚だ。

物語中盤、元気だった母親がある日突然「筋萎縮性側索硬化症」という不治の病にかかってしまう。余命は半年。症状が進行するにつれ呼吸困難に陥り、それが日々悪化。苦痛な状態が死ぬまで続く。
母親の希望もあり、息子は医者に安楽死を頼むが拒否される。結果的には母親は予定よりも早く死を迎えるのだが、自然死なのか安楽死なのか、はっきり分からない。
この時代は「延命拒否」という選択は無かったと思う。現代でも安楽死は殺人罪に問われるが、尊厳死すら許さず、苦しみ続ける姿を見る続けるのはあまりにも辛い。
もしも自分の親が不治の病に冒されて、苦しみ続けているのを見た時に安楽死を選択できるか想像が難しい。しかし万が一、自分自身が治る見込みのない病気を患って、半年も苦しみ続けることになったならば安楽死をお願いしたい。地獄が続く生存権なら必要ない。
ちなみに老夫婦の次男役を「秘密戦隊ゴレンジャー」でお馴染みの誠直也さんが演じている。劇中で年齢や役柄に似つかわしくない、赤色のジャンパーをずっと着ているのは「アカレンジャー」を演じていたという、アイデンティティーの表れかと思ってしまった…。

雨は夕方にはあがった。夕飯を食べたあと午後8時過ぎ、散歩がてら自転車で市街地へ。富山市総曲輪通り商店街グランドプラザに七夕が置いてあった。自分も短冊にお願い事をした。内容は内緒…。

10月から「渋谷ユーロスペース」他で公開される、ピンク映画界の大御所「ミスター・ピンク」こと、池島ゆたか監督初の一般映画
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