若林美保さんの舞台を観たあと、お竜さん達と別れて池袋へ戻る。

東池袋にある『豊島区立舞台芸術交流センター』の中にある『あうるすぽっと』という劇場へ。こんな場所があるなんて知らなかった

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そんなわけで今夜は、サイレント映画ピアニスト・柳下美恵さん&活弁士・片岡一郎さんによる無声映画上映会「活弁のハナシ」を観るのだ。2本&短編1本上映して、驚くことに無料。信じられないよ。先日の神保町シアターなんて1本1500円だよ?豊島区太っ腹!

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午後6時開場。無料なのに意外とお客さん少ないなと思いきや、開演時刻の午後6時半には大入り状態に。ちなみに私は最前列の席を確保。スクリーンとの距離があるので十分に見易い。見知らぬ女性が「眼鏡忘れてきちゃったので一番前に座りたいんですけど…」と尋ねてきたので、見易いしココなら弁士の片岡一郎さんの表情や動きも見られますよとアドバイス。



『争闘阿修羅街』1938/大都映画)

新型の軽飛行機を開発した博士への取材を命じられた、新聞記者の凸凹コンビ・隼とデブ山。屋敷へ向かったものの、博士の令嬢に一杯食わされ取材は叶わず。上司に再度取材を命じられ、博士を追って山奥の別荘へ。そこで思いもよらぬ事件が起きてしまう…。

日本におけるスタントマンいらずの元祖アクション俳優・ハヤフサヒデトの主演映画。ワイヤー1本でビルからビルへ飛び移り、寝転んだ状態から走り抜ける自動車をキャッチして乗り込む。荒唐無稽なアクションに思わず笑ってしまうが、実は物凄い荒技の数々。

何故か牙の生えている別荘の使用人(しかも入れ歯)、よく考えみると瞬間移動している女中、悪者の乗る車だけ屋根が分かりやすく白塗り等々、矛盾やツッコミどころ満載。けれど理屈抜きの面白さ。まあ活弁&ピアノ伴奏による助力も勿論あるわけなのだが…。



『太郎さんの汽車』(1929/横浜シネマ商会)

汽車の玩具を枕元に置いて寝た太郎君が、夢の中で汽車の車掌に扮して、擬人化した動物のお客さん達に乗車マナーを注意する。正味10分の子供向け短編映画。実写とアニメで構成、汽車のシーンはアニメで表現、しかも全て切り絵だが、物凄く滑らかに画が動く。

ちなみにこの映画で弁士を務めたのは、澤登翠師匠に入門してまだ4年の新人・山内菜々子さん。弁士としての技術はまだ拙いものの、可愛らしいので許す&推せる。



『段七千断れ雲』1938/大都映画)

お尋ね者の段七は、旅の途中で紋吉という子供と出会う。暫く旅路を共にする二人。聞けば紋吉は本当の母親に会いに行くところだと言う。母の名はお政。それを聞いて驚く段七、そして大きく映画のタイトル文字。何とお政は、段七と8年前に別れた女だった…。

紋吉が「お前の母は去年死んだよ」と聞かされた時(実は嘘)に流す涙、段七のことを「やっぱり父ちゃんなんだろ?」と言う場面がグッとくる。ちなみに母・お政を演じる水川八重子さんは、近衛十四郎先生の奥様、つまり松方弘樹さん&目黒祐樹さんのお母様です。



終演後、柳下さんからサインを頂戴!昨年5月に神保町シアターでもサインを頂戴したのですが、私の説明不足で名前を書き間違えられたので改めてお願いしました。

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柳下美恵さん&片岡一郎さんをパシャリ!ちなみに私の隣で映画を観ていた眼鏡を忘れてきたという女性、こういう上映会に来るのは初めてだったそうですが、お二方の技術に大変感動されてました。

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余談。片岡さんは明後日、若林美保さんの舞台に行かれるそうな。



いやはや、この内容で無料は大盤振る舞い過ぎるぞ!見直したぜ豊島区!願わくば、定期的にこの上映会を開催して欲しいものです!



午後10時ごろ帰宅。SNSのお友達「矢野竜子」こと、お竜さんから戴いた、バレンタインチョコをつまみに酒を呑みながら、若林美保さんのDVD『わかみほの昭和ストリップ』を見るという至福の一時。充実した一日でした…。

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