池島ゆたか監督の打ち上げに後ろ髪引かれつつ、大急ぎで池袋へ。

午後8時過ぎ、新文芸坐に到着。既に上映が始まっているが、まだ入場は可能。この映画は毎年この時期に、どうしても観たいのだ。



『激動の昭和史 沖縄決戦』(1971/東宝/シネスコ・カラー/149分)

太平洋戦争末期。米軍の進攻に備え、沖縄に大兵力が送り込まれる。洞窟で抗戦すべきという参謀と、航空戦で戦うべきという大本営の意見が対立。そんな中、空襲で那覇が一瞬にして焼け野原になってしまう。さらに衝撃的だったのは、精鋭部隊と呼ばれる九師団への台湾転出命令であった。動揺する人々、知事は本土へ出張と称してそのまま帰ってこなかった…。


SNSにて、ある人が「岡本喜八作品の中で最も退屈な映画」と言っていたが、個人的に好きな映画である。好きと言っても戦闘の描写等のことではなく、激戦地となった沖縄を知るうえで、大変意義深い作品だということ。終戦の日の前後に観るべき作品だと思う。


ちなみに劇中では描かれていないが、大阪から赴任してきた後任の知事は死亡(行方不明)している。


「沖縄は本土の為にある」という台詞が出てくるが、終戦から68年経った現在も米軍基地問題を沖縄に押し付けたままではないか?と、映画に言われているようだ…。

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終映後「無名の新人」ことOさんに遭遇。今週末の件について軽く打ち合わせながら帰路に着く。

帰宅。内容盛りだくさんの一日だったので、さすがにくたくた…。