朝イチで新文芸坐へ足を運ぶ。デコちゃん特集5日目。今日はどちらも色んな意味で熱い2本立て。



『張込み』(1958/松竹/白黒/シネスコ/116分)

強盗殺人事件を犯し、拳銃を持って行方を眩ました犯人(田村高廣)。昔の女(高峰秀子)の所に現れるのではと睨んだ警視庁の2人(大木実&宮口精二)の刑事は、佐賀へと向かう。女は子持ちの銀行員と結婚、刑事達は家の向かいの民宿から張込みを開始する…。

映画は刑事達が横浜駅から夜行列車に乗る場面から始まる。うだるような暑い夏、半世紀前にエアコンなんて無い。しかも新幹線ではなく汽車なので、到着に一日以上かかる。開始から約11分経って大木さんの顔のどアップで漸く映画のタイトル。とにかく暑い映画ww

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みやび雅也の出直し日記


『無法松の一生』(1958/東宝/カラー/シネスコ/104分)

無法松の愛称を持つ松五郎(三船敏郎)は、木から落ちた子供を助けたことがきっかけで、子供の両親に気に入られる。父親は軍人で大尉。ところが演習の際に患った風邪を拗らせ急死。松五郎は残された子供と妻(高峰秀子)の面倒をみるようになる…。

武骨で不器用だけど真っすぐな松つぁんの生き様に涙。私は松つぁんとは正反対の、クソしょうもない大人になっちまったなぁ……。

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終映後、一度帰宅。夕方前に再度外出。新宿バルト9へ向かう。

今日はココでクレヨンしんちゃんの新作映画を鑑賞するのだ。劇場でクレしんを観るのは、8年前『3分ポッキリ大進撃』以来だな。

みやび雅也の出直し日記-201304251646000.jpg劇場ロビーにアイアンマンがいた



『クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』(2013/東宝/95分)

埼玉県春日部市で開催されている「かすかべB級グルメカーニバル」会場が、謎の組織『A級グルメ機構』によって制圧された。組織の目的はこの世から全てのB級グルメを消し去ること。しんのすけ達は街で偶然出会った謎の女性・紅子から、これをイベント会場にいる「ソースの健」に渡して欲しいと伝説のソースを託される…。

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予備知識ゼロで観に来たが、脚本家が浦沢義雄ということで一気に期待値アップ!浦沢義雄さんというのは、昔フジテレビの日曜朝九時から放送されていた『ロボット8ちゃん』に始まる「東映不思議コメディー」と呼ばれる、一連のシリーズを手掛けた御方だ。

ちなみにクレしん映画で脚本家が2人ついているのは本作と『3分ポッキリ大進撃』のみだそう。

ゲストキャラ「ソースの健」モデルが高倉健さんなのは一目瞭然だが「生姜の紅子」にもひょっとしてモデルいる?私は『県警対組織暴力』の池玲子さんかと思った。

久しぶりのクレしん映画でしたが、なかなか面白かったです。




それにしても、凄く焼きそばが食べたくなる映画だったなぁ…。

みやび雅也の出直し日記そんなわけで、セブンイレブンで夕食に買ってきました。

お尻が割れちゃいそうになるくらい、バカうまだったゾ!