朝から一日中仕事。

夕方、ネットのニュースで声優の青野武さんが亡くなられたことを知る。覚悟はしていたが、やはりとてもショックだ。もう代表作なんて挙げたらキリがない。

帰宅。青野さんが主人公の道士(林正英ラム・チェンイン)役を演じた『霊幻道士』を見ようかと思ったが変更、『究極超人あ~る』を見ることにした。


『究極超人あ~る』(1991/バンダイ)

みやび雅也の出直し日記-201204110257000.jpg
みやび雅也の出直し日記-201204110257001.jpg

ゆうきまさみ先生のオタクエッセンスがこれでもかと詰まりまくった傑作漫画のアニメ化作品。実は私、『あ~る』はアニメを先に見て漫画を読んだのは後。

昔、地元富山のテレビ局(チューリップテレビ)で深夜に放送されたのを見たのが最初。録画して繰り返し見たもんだ。

『あ~る』はオタクの理想・妄想を具現化したような作品で、特撮・ミリタリー・映画・鉄道等、様々なジャンルのオタク要素が入っている。だから当時は元ネタが分からないモノも沢山あった。

アールデコが登場した時の台詞「高峰秀子か?」「カルメン故郷に帰る」なんて何のことやらさっぱり。そんな私も今やデコちゃんファンだ。

この漫画の舞台は練馬区春風高校光画部(写真部)。私も『あ~る』に影響され高校の時、写真部に入部を考えたがあまりに普通の部活だったので止めた。

で青野武さんだが、この作品ではマッドサイエンティスト成原博士を演じた。主人公R・田中一郎の生みの親にして近所の変り者。

みやび雅也の出直し日記-201204102300001.jpg

アニメでは光画部の撮影旅行の行く先々に現れては勝手に自爆するという(笑)

R・田中一郎役の塩沢兼人さんも亡くなられて随分経つ。塩沢さんは不慮の事故。本当に本当に残念で仕方ない。

青野さんも塩沢さんももう居ない。そう思うとアニメ視聴中は楽しかったのに、なんだかしんみりしてしまった。

あ~る君の言葉を借りて一言。
「達者でなぁ~。」