病気の告知を受けた日堪えきれない気持ちをなんとか落ち着かせて1日過ごした。
お風呂からでて、ベッドで爆睡する娘を見ていたら泣けてきた。
1日我慢していたからもう止まらない。
当時まだサラサラのロングヘアーだった私はドライヤーで髪を乾かしながら泣く。
泣き声をドライヤーの音でかき消しながら泣く。
この可愛い寝顔が見れない日がくるなんて。
卒業式。入学式。受験。彼氏。成人式。結婚式。
全てが当たり前に見られると思っていた。
もし私が死んだら、この子のメンタルは大丈夫だろうか。
色んな不安や心配事を考えながら眠りについた。
数ヶ月前から手足が動きにくいのも知っている。
脳の病気なのは伝えた。
娘の大好物のミートソースも作ってあげられずもどかしくて、悔しくて
私は今まで長くても二泊しか出掛けたことがなかったから、一ヶ月以上も入院して家をあけて会えないなんて大丈夫だろうか?
入院の前日に娘と親友とご飯にいった。
親友の事が大好きな娘はとても嬉しそうだった。
嬉しそうな楽しそうな笑顔の娘を見るのがホントに嬉しい
入院中にセカオピにいった時に娘もついてきてくれたの。
一緒にお出かけなんて、一ヶ月ぶりだったから
娘も嬉しかったんだろうな。
帰りに、また外出できる?って言われた。
まじ泣きそうになった。
退院した日に自分のベッドで横になってたら、ふと、一ヶ月半もいなくて、寂しかっただろうなと、聞いてほしい話しも沢山あっただろうなと思ったら、泣けてきて私の頬に涙が流れてるところを隣のベッドでゴロゴロしてた娘にみられてしまった。
目をつむって、寝たふりをしたけど、泣いていたのは確実に見られている。
しばらくすると
娘が鼻をすする音が聞こえた。
滅多に泣くことのない娘が泣いている。
私には言わないけど、不安で寂しくて心配だっただと思う。
その日の明け方、私は目が覚めて色々考え込んで、また泣いた。
ボロボロ泣きながらトイレに行った。
まだ杖に慣れてなかった私を気遣って物音で起きた娘に遭遇した。
泣いてる母を見てしまい、とっさに見て見ぬふりをして通りすぎる。
次の日友達と遊びにいった娘にLINEしました。
話したら私が泣いて話せないと思ったので。
ごめんね、ママが泣いてるところみてびっくりしたよね。これからも見ちゃうかもだけど、気にしなくていいからね。気になること、聞きたいこと、言いたいことはなんでも言ってね。って。
はーい。だって(笑)
シンプルな返事が帰ってきた。
そんな子なんです(笑)
続く…