最近、経団連も早く選択的夫婦別姓を認めろ(表現はちょっと違うかな?)と言い出しましたね。「選択的」なのに、なぜこんなに話が進まないのか、全く理解できない。

 

と思いつつ、私自身を振り返れば、どちらかの姓を名乗ればよいということは知っていたけど、結婚して苗字を変えるのは女の方だと思い込んで育ち(そういう時代でしたからね)、当たり前のように姓を変えて生きてきました。思い返してみても、私たち夫婦にとっては当時それが一番合理的な選択だったと思いますし。

 

ただここで、その時夫婦別姓を選ぶことができていたらどうしていただろうか?と自分に問うてみると、わかんないんです。考え始めたら、急に自分事になり始め、今まではそうは言ってもどこか他人事と思っていたことに気づきました。相手の姓に変えた男性の先輩のことや、仕事上通称として旧姓を使っている女性のことや、籍を入れないという形にしているご夫婦(子供が生まれてその後どうしたのかは知らないな…)のことを思いだしたりしました。

 

自分の子供たちにも聞いてみました。将来結婚することになったとして、苗字はどうする?と。相手に変えてもらう?自分が変える?もし選べるなら別姓にする?答えを聞きたいわけじゃなく、ほんのちょっと頭の片隅に置いて時々思い出して考えておいて欲しいし、そうすることで自分事に近づくんじゃないかと思ったからです。結婚するしないも自由だということも付け加えました。子供たちと話していて、結局どうするかは分からないけど、そういうことを話し合える人と結婚できるのが良いのかもねということに気づきました。