前を向いていこうと強く意識したのは、浜松へ引っ越すことが決まった時。長女は小学校2年生でした。住めば都とは良く言ったもので当時住んでいたところは場所にも人にも恵まれていて離れがたい気持ちでいっぱいだったけど、親が後ろ髪ひかれるような態度でいては、子供が新しい環境に馴染むのに良いことはないと思ったから。

 

そして、その時の引越し先がとても狭く、それまでの引越しでも、ずっと持ち歩いていた写真などの思い出系のものや好きで集めていたものを大量に処分しました。大切と思う一方で、ずっとしまい込んであって引越しの荷造りのたびに少し眺めるくらいなら、必要ないと判断したし、引越し先のことを考えることの方が前向きだと思ったから。

 

なんとなくその時の感覚がずっと残っているのか、過ぎたものにあまり執着がなく、どちらかというと家の中に不要なものを溜め込みたくない、スッキリしていたい、と時間を見つけては、片づけてます。若い頃に働いたお金で買った服を手放す気になれないなど、執着してるものもありますが…。

 

最近は(といっても夏の頃だ!)、「100捨て」というのを知って思いついては処分したものを記録して数えてます。11月ですが、No13くらいまで来たかな?本来の「100捨ては」短期間で終わらせるみたいなのですが、かなりオリジナル運用にしています。

 

正直、本当に気にしているのは、老いていく両親が住んでいる実家のこと。スッキリと今必要な物だけにして残りの人生を過ごして欲しいなと思いつつ、変化は嫌がるだろうなとも思ってます。仕方ないか。

 

さて、そんなこんなで徒然に思うことを書いてきたけど、前を向くって、ポジティブな言葉って思ってたけど、最近ふと、その行きつく先って、死かな?って気づいてちょっと驚いています。でも、事実ですよね。そして、さらにその先、自分がいなくなった後、子どもたちはどうなっていくのかな?などと…。その時、やっぱりモノはあんまり残したくないなあと思い、やっぱりちょっとずつで良いから、いらないなって思ったものは手放せる人でいたいなって片付けに戻ってました。

 

100捨てNo3 

玄関にずっと飾ってあったユーカリと唐辛子。