ドナー登録説明員 | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


【2023年3月21日の出来事】


前回の続きです。


Uちゃんのお母さんが、ドナー登録をしているのを同席させてもらいました。



ドナーになる為の条件や、流れをこのようなパンフレットを見せてもらいなが、説明を受けました。










(見えにくくてごめんなさい)


だいたい、知っていた内容でしたが、知らなかったこともあり、



いかに、骨髄移植が大変か、



ドナーコーディネートが上手く行くことの難しさ。というものが改めてわかりました。



そして、ドナー登録の説明員の方から、



『ドナー登録しようと思ったきっかけは、何かありましたか?』



と、尋ねられ、娘の事を少し話しました。



すると、その方は大変驚かれ、



『実は私は、5年前に骨髄移植をして、命を救ってもらった経験があって、



だから、今こうして、ドナー登録を説明するボランティアをさせてもらっているんです。』



と、話されました。



このお仕事はボランティアから成り立っている事を知りました。



『もし、ご興味があったり、やってみたいなぁと思われたら、



ドナー登録の説明員やってみませんか?



ご経験から、知識もお有りだと思うので…



もちろん、無理強いは致しません。



人手が足りなくて困っていたところだったんです。



月1回でも大丈夫ですので、ご協力してもらえると助かります。』



と、声をかけていただきました。



私は、条件で、献血もドナー登録もできなかった。



何か社会貢献がしたかった。



娘の経験をどこかで役立たせたかった。



自分にできることはないかと探していたし、



そのような環境の場所に携わることができることは嬉しい。



その気持ちに嘘はなくて、無理をしているつもりもなくて、



自然とそんな気持ちが湧き出ていました。



月1回でもいいと言ってくれましたし、



それぐらいの頻度ならできそう。



もちろん、まだ日が浅いので、今すぐではなくて、無理はしない範囲で。



友人に話すと、



『ボランティアから社会復帰していく事は、



案外良いかもしれないね。



仕事として行ってお給料が発生すると、それなりに重圧があったり、



責任感じたり、今はまだ、気持ちに負担がかかってしんどくなってしまうかもしれないし、



だからと言ってボランティアを甘く見てるわけではなくて。



やってみて無理そうなら、お断りしたらいいと思うし、



気分転換になるかもしれないし、良いと思う。』



と、言ってくれました。



ボランティアを引き受ける際、



講習を1回受ける必要があるそうで、



その講習は次回は7月頃にあるそうです。



まだ少し先なので、それまでゆっくり考えようと思いました。



意外なお話が舞い込んできました。



私にできるのかな??



どうなるかわかりませんが、



このお話の続きは、またいつの日か。



ドナー登録説明員も募集しているそうです。


献血もドナー登録も、体に無理のない範囲で、

もちろん、強制ではなく、任意です。

強要もしません。