数ヶ月前、お友達のお子さんのお通夜に参列させてもらった時、
住職さんのお話がありました。
その住職さんは、昔、甥っ子さんを生後8ヶ月で、病気で亡くされたそうです。
まだ小さいのに、こんなに早く亡くなって可哀想。とか、
健康に産んであげられなくてごめん。
と、そのご両親は思ったそうです。
その気持ちも十分、分かりますが、
やはり、可哀想とかごめんなさい。
という、罪悪感というか、悲観的な気持ちよりも、
短い間だったけどありがとう。
産まれてきてくれてありがとう。
と、感謝の気持ちを想って過ごす方が、
亡くなった子も、自分は産まれてきた意味があったんだなぁ。と報われる。
成仏される。と、話されました。
そのお話がすごく印象的で、
私も、娘には、
「産まれてきてくれてありがとう」
と、思うように、なるべく心掛けています。
綺麗事のようですが、言い聞かせながら。
だけど時々、ごめんね。も思ったり。
娘は、8年11ヶ月と短い人生だったと思います。
周りからは可哀想と思われるかもしれません。
だけど、可哀想とばかり思われたくないし、思いたくありません。
何故なら、娘の8年11ヶ月の人生の中身は、
とても濃厚で、
誰もが経験した事のないような事を沢山し、
そして、沢山の人と出会い、頼もしい仲間もいて、優しい恋人の存在もいて。
幸せだったんじゃないかなと思っています。
大切な事をたくさん教えてくれました。
大人の私なんかよりも、人生経験を積み上げたと思います。
強がりかもしれませんが、可哀想じゃありません。
とってもがんばり屋さんでかっこいいです。
短い人生だったけど、一緒に幸せな時間を過ごしてくれてありがとう。
そう、思っていたいから、そう思っています。
いつも、温かいコメントをありがとうございます。
いつも、返信ができませんが、全て読ませてもらっています。
元気をもらっています。