昨日は、たくさんお祝いのコメントありがとうございました。
娘から勇気をもらっている。というお言葉を頂いて、
娘の影響力に驚きと、心から嬉しく思いました。
きっと、娘も喜んでいるに違いありません。
そして、娘だけではありません。
小児科の病棟には、昔も今も、たくさんの小さな子どもたちが闘っていて、親御さんたちが奮闘しています。
そして、そんな子どもたちは、我慢を強いられ、過酷な入院生活なはずなのに、
不思議と楽しそうに過ごしている子も多いのです。
みんな頑張っています。そんな子どもたちが笑顔になりますように。
と、私も願っています。
【2023年2月13日の出来事】
治療再開の為、病院へ向かいました。
この頃、痛みが復活していて、嫌な感じでした。
痛みは、本当に突然で、容赦ないです。
前回、投薬量を7割に減量をしていたので、白血球も割と立ち上がりが早く、
骨髄抑制もそこまでかからなかったので、28日のインターバルではなく、21日で始めてもらいました。
白血球が立ち上がったので、急いで治療を始めた方がいい。という理由と、
この翌週は、お兄ちゃんのお誕生日だったので、
主治医が、お兄ちゃんのお誕生日と治療を被るのを避けて下さったのです。
優しさです。
イリノテカン、テモダール4日間です。
前回は、1日量も少し減量していましたが、
今回は1日量は元に戻して、トータル8割程の投与量で少し増量しました。
採血結果では、血小板が1万6千。ヘモグロビンが7.4と、両方輸血。
赤血球は、在宅でお願いしていました。
血小板と抗がん剤を同時に流しました。
痛みが出始めていたので、フェントステープも増量し、ロピオンもいれてもらいました。
どうか、また、痛みが落ち着いて、
元気に過ごせる日が訪れますように。
この日の9日後は、お兄ちゃんのお誕生日。
そして、18日後には、娘のお誕生日が待っていました。
どうか、それまで穏やかに過ごせますように。
そんな風に願っていました。
娘は、帰り際、
主治医と、プライマリーさんと、心理士の先生のこの3人を信頼している。心を許している。
と、話していました。
17時半頃ケモと輸血が終わり。
主治医が『帰って輸血がんばってね。
明日待ってるからね。』
と言って、さよならをし、娘が信頼していると話していた事を主治医に伝えると、
とても照れくさそうに、嬉しそうにされていました。
そして、娘は、
『帰りにお買い物とラーメン屋さんに寄って帰りたい。』
と、言いました。
行きたい場所は自宅と逆方向。
帰宅して赤血球の輸血もあるし、何よりも体調が心配でした。
『ケモで疲れていないの??
明日も治療があるから、今日はどっちかにしない?』
と、尋ねましたが、
『行きたいなぁ…買いたい物がある。』
と、残念そうな顔をするので、
『わかった!行こう!』
この時も、今、連れていってあげないと、何かあった時に絶対後悔する。
娘にとって、「今」が大切な時間。
なんでも後回しにしない。とずっとずっと決めて行動してきました。
正直、私も疲れが溜まっていたけど、娘のやりたい事はできるだけ叶えてあげたく、
ショッピングモールへ連れて行き、
娘は、パン屋さんでパンを選び、
お菓子屋さんでお兄ちゃんの好きなお菓子と自分のを選び、
その後に、主治医に渡すチョコレートを選んだのでした。
翌日はバレンタインデー。
買いたかったものはこれだったのか…
いつもみんなの物もちゃんと選ぶ娘。
なんて優しいんだろう。
そして、いつものいちごジュースを飲み、
大好きなラーメンを食べてから、帰宅したのでした。
大好きなジュースと大好きなこのラーメンが、
娘の最期の食事になるなんて。
この時は微塵も思っておらず、
この時、連れていくのを迷ったけど、
今となれば、連れて行ってあげて本当に本当に良かった。
と、心底思います。
連れて行ってあげなかったら、一生、悔やんでいたと思います。
一生懸命、飲んだり食べたりしているこの姿が、
愛おしくてたまりませんでした。
帰宅すると、友人が北陸のお土産を持って来てくれていました。
『可愛い』と、娘はにっこりして、
この日は疲れたのか、すぐ横になっていました。
訪問医が赤血球の輸血を繋いでくれ、
娘の脈を確認し、『体調良さそうですね。』
と言って帰られたのでしたが…