【2023年2月11日の出来事】
この日、自宅で赤血球、翌日には血小板の輸血を予定していました。
夕方頃、ある部分から大量出血…
血小板が低いし、止まる気配がありません。
在宅医に連絡し、血小板を1日前倒しにしてもらえないか、
早めに来てもらえないか伝え、
血小板はもう用意出来ているので、それを持って、15分後に行きます。と、言ってもらい、
すぐに、止血剤と血小板の輸血を始めてもらいました。
しかし、なかなか止まる気配はなく、
むしろ、だんだん酷くなっていく様子…
見ている私も、これは、血小板や止血剤だけでどうにかなる気がしませんでした。
前の急変時と違って、
これは、外科的な処置が要りそう…
訪問医に、『母子センターへ連絡してみましょうか。』
と、尋ね、訪問医も、
『その方がいいような気がします。』
と仰り、母子センターへ事情を説明し、
今すぐ来てください。となりました。
娘にも、きちんと説明をし、納得した様子。
血小板を輸血しながら、病院へ向かいました。
その間もダラダラと流血。
この日は週末で、医療体制も整っていませんでしたが、
当直の内科の先生が優しく対応して下さり、
採血をしました。
また運が良いのか、以前、鼻血を止血して頂いた耳鼻科の先生も居られました。
娘もその先生を見て安心した様子。
耳鼻科の先生に止血してもらい、処置もしてもらい、
ひとまず流血していた出血は落ち着きましたが、
採血結果でヘモグロビンが5。
輸血が必要です。それも2単位。
この時点でもう20時を過ぎていたかな。
『申し訳ないですが、入院になります。いいですか?』
と、その内科の先生は申し訳なさそうに言いました。
仕方ないです。
この日は息子も付いてきてくれていたので、
『お兄ちゃんも一緒ならお泊まりでもいい。』
と、娘が言うので、お兄ちゃんの同室も許可頂き、
3人で泊まる事にしました。
処置中は、緊張し、汗びっしょりになりながら頑張っていました。
終わると、安心したのか、ぐっすり眠っていました。
本当に、よくがんばったね。
救急搬送というのは、娘の気持ちもあるので、
どうするべきか難しく、迷いましたが、
今回も機敏な判断ができたのではないかと、
自分で自分を褒めてやりたくなりました。
帰りは、娘のリクエストでららぽーとへ寄り、
またまた、大好きないちごジュース。
そして、Tくんのお誕生日プレゼントを選びました。
Tくんのお誕生日は2月15日。
それまで少しありましたが、治療も始まるし、早く渡したい。
と、娘は言い、
帰って、早速プレゼントし、Tくんはとても喜んでくれました。
翌日から治療再開でした。
娘が永眠したのは、2月14日。
Tくんのお誕生日の前日でした。
今となれば、早くプレゼントを渡しておいて良かった。という気持ちと、
Tくんのお誕生日が命日にならなくて良かった。という気持ちと…