【2023年1月19日の出来事】
息子には、そろそろ娘の状態を伝えないと。とずっと気がかりでした。
なかなか息子と二人きりになるタイミングがなく、
話せずにいました。
この日、娘が急に具合が悪くなり、
この緊迫した空気だったので、
流石に息子もいつもと様子がおかしい。と思ったでしょう。
今しかない。と、その日、話す事にしました。
『ずっとずっと頑張ってるけど、病気、治す事が難しくなってきてる。
頑張っても頑張っても、治せない病気ってあって、
助けてあげられないかもしれない。
今もちょっとしんどい状態。
だけど、諦めてないし、〇〇(娘)は、頑張ってるし、また治療頑張るよ。
だけど、いつ、何が起きてもおかしくない状態という事は、覚えておいて。
だから、今まで、ママはあちこち出掛けて、
〇〇(娘)のやりたい事や、行きたいところへ行ってる。
〇〇(娘)ばっかり優先して、付き合わせてごめんね。
だけど、今、このみんなで一緒に過ごせる時間ってすごく貴重で、大切だから。
楽しい時間を過ごしたいから、
一緒に楽しく過ごそう。
大丈夫。ママはずっと〇〇(息子)のそばにいるし、
周りには、お友達もたくさんいるから。
一人じゃないからね。
辛い時は我慢しないで何でも言ってね。』
と、伝えました。
上手く伝わったかわからないし、
はっきりと「治らない」ともこの場でも言えませんでした。
少し濁したので、息子もどこまで理解したかわかりません。
だけど、『嫌だ。』『絶対助かる。治る。』と、泣いていました。
認めたくなくて、受け入れられない気持ちの表れなのか、
純粋に『絶対治る。』と思っているのか。
この日はこれ以上深く話すことはやめておきました。
そして、その後、娘のそばにいき、
娘の名前を呼びながら、手を握ってあげていました。
そして、いつも一人で寝ている息子も、
この日は『一緒に寝たい。』と言い、
久しぶりに3人で川の字で寝ました。
本当になんて残酷な話なんだろう。
だけど、息子の哀しみも一緒に私が背負っていかないといけない。
愛情を、今よりもたくさん注いであげたい。
遺されたきょうだいは、何があっても生きていかなきゃいけない。
息子の心のケアもしっかりしてあげないと。