大阪の病院へ前日採血 | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


2022年11月


次の治療のday1のアバスチン投与の為、





日帰りで名大病院へ行く事になっていました。





その前日に、地元の病院へ事前の採血と検尿をお願いしていました。





この日は、日曜参観の代休で息子も連れて行く事に。





いつも通り、採血をして結果が出るまで、





コンビニへ行き、食事を摂り、





時間潰しをしていました。





色んな顔見知りの看護師さんから、





『〇〇ちゃーん!今日はお兄ちゃんも一緒?』などと声を掛けて下さり、





そんな様子を見ていた息子は、





『〇〇(妹)は、色んな人から声掛けられて有名人やなぁ。』





と、感心していました。





治療歴が長いだけに、沢山頑張っているから、





その分、沢山の人にお世話になって、支えてもらっているんだよ。





と、伝えました。





そして、結果が出て診察の時間になりました。





主治医から、





『治療前にしては、数値が落ち着いてますね。』





と、嬉しい一言。





この日は、翌日から治療が始まる日で、





いつも痛みが出てくるタイミングでもあり、





痛みが出ないかビクビクしながら過ごす時間でもあるのです。





しかし、今回の一時退院は、比較的穏やかに過ごせていて、





この時点では、痛みを訴える事はありませんでした。





そんな娘の体調が、見事に採血の数値にも表れていて、





CRPもLDもいつもなら爆上がりしているのですが、





思っていたより低い数値で安心したのです。





腎機能も問題なく、翌日のアバスチンは大丈夫でしょう。と。




『何か気になっている事はありますか?』





と、聞かれ、





『便秘が10日ぐらい続いていて、





ピコを6滴、6滴、7滴と3日間飲んでいるけど出なくて。』





と伝え、酸化マグネシウムとピコを8滴飲むように言われ、





名古屋へ気をつけて行って来て下さい。





と、言葉を掛けてもらい、診察は終わりました。






病院もクリスマスツリーが飾られていました。







息子と娘を連れて、病院の近くのお店に寄り、





娘のお気に入りの、タリーズコーヒーのパンケーキを食べ、







クレーンゲームをして少し遊んで帰りました。






帰宅すると、ブログの読者の方からメッセージが届いていました。





『今日、病院でもゲームセンターでもしおママさん親子をお見かけしました。』





という内容のメッセージが。





その方の娘さんも、病気は違うけれど、同じ病院にかかっている。





と、以前メッセージをもらっていました。





お会いした事はありません。





『声をかけようと思ったけれど、勇気が出ませんでした。』





と。





病院だけでなく、その帰りに寄ったゲームセンターでも私たちを見かけたそうで、驚きました。





どこで、誰に見られているか分からないものですね。笑





お恥ずかしい姿を見せたかもしれないですが、





もし、私たち親子を見かけたら、声を掛けてもらえると嬉しいです。





『私も頑張らないとと勇気をもらいました。』





と、嬉しい言葉も頂きました。





ブログを書いていなければ出会わなかったであろう方たち。





そんな出会いを大切にしていきたいです。