好きな歌 | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


私は学生の頃からミスチルが好きで、





ずっと聴いています。





車の中ではいつもミスチルの曲を流していたので、





こども達も自然に覚え、





この曲が好き。なんて言うようになりました。





遠い昔は、ライブにもよく行っていましたが、





娘が病気を患い、興味が薄れるというか、





ライブ以外でも、スポーツ観戦やドラマ鑑賞など、





自分が好きだった趣味はどうでもよくなったというか、





それどころではなくなってしまっていました。





この前の検査の帰り道。





車の中で、ミスチルの「終わりなき旅」が流れました。





ミスチルの曲は、順位も決めれないぐらいどれも好きなのですが、





この「終わりなき旅」は、上位を競うぐらい大好きな曲で、





その時々の状況で何度も励まされ、元気をもらった曲です。





もう、何百回と聴いています。





この最悪な検査結果を聞いた帰り道、





この先どうしようか、どうすべきか、悩み、迷いながら運転していました。





そんな中、この「終わりなき旅」の歌詞、曲、桜井さんの歌声が、





なんだか泣けてきました。





何度聴いてもやっぱり好きな歌だな。





歌詞が深い。





あんな歌詞を、あんな曲を、20代の若さで生み出した桜井さんはもっと深いな。





特に最後のサビに、





胸に抱え込んだ迷いが


プラスの力に変わるように


いつも 今日だって 僕らは動いてる





という、歌詞があります。





この時、悩みながら運転していた私の胸に響きました。





すみません、私ごとの話です。





音楽っていいですね。





元気が出るような曲が聴きたくなります。





問い合わせてもらった陽子線は結論から言うと、お断りされました。





というのは、陽子線は根治を目的とした治療に対して、保険適応だと。





娘みたいに、痛みの緩和を目的とした治療では保険適応されないとの事でした。





また、色々考え直さないといけなくなりました。





陽子線という、一つの希望が消えてしまいました。





放射線は、副作用が懸念される。