大阪の病院と観たかった映画 | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


2022年7月


一時退院中の大阪の病院への採血のフォロー。




今やっている治療は血球はそこまで下がらないし、輸血も必要ないだろう。




と、言われていますが、




絶対とは言い切れず、血小板が遅れて下がる傾向もあるので、




念のため必要最低限の項目のみ、一時退院の間、診てもらっています。




『採血結果もよっぽど大丈夫だと思うけど、




お世話になった大阪のO先生に会いに行って、




元気な姿を見せておいで。




O先生も心配されていたし、〇〇ちゃんの顔見れたら嬉しいと思う。』




と、名大病院の担当医は娘に言いました。




そんなささやかな気遣いというか、優しさも込められていました。




治療が出来なくなって、そういう時期に入る事になると、




大阪に戻ると決めています。




娘は名大病院が好きで、嫌がりますが、




きっと、そんな事言ってられなくなると思っています。




この先、もしかするとまたここにお世話になるかもしれない。




この先生にお世話になるかもしれない。




月一回でも、こうして診てもらっておく方が色んな意味で安心なのです。




採血結果が出るまで1時間弱。




腹ごしらえをしながら、いつも待っています。




WBC      3.7
RBC       10.5
PLT        210
CRP       0.06
AST       24
ALT       10
LD         263
クレアチニン 0.34


特に問題はありませんでした。




血圧が上がった事を伝えると、念のため測ってくれました。




上が108と血圧も異常なく、




この日はスムーズに診察も終わりました。




ここの病院の地下に、(古びた)売店があります。




そこに(古びた)ガチャガチャが置いてあるのですが、




そこに行くのも娘の楽しみでもあります。







こんな、(怪しい)BTSのカードを発見!!






娘の推しのカードが出ました。笑




そして、後日、娘が観たいと言っていた映画。



     からかい上手の高木さん





上映期間も終わりかけていて、





調べると、レイトショーのみやっていました。





レイトショーの方が返って人が少なくていいのでは。





と、行ってみました。





失礼ながら、このアニメの事は全く知らなくて、





タイトルも初めて聞いた私は、





???という気持ちと、面白いのかなぁと思いながら観ましたが、





なかなか面白く、感動する場面もあり、





泣いてるお客さまもいました。





なかなか良かったです。





帰りに、ガチャガチャの森へ寄り、






一時退院もあっという間に終わってしまいました。





「家での時間を大切に」





と言われ、残りの時間をどのように過ごすか。





考えても答えは出ません。





こうして、娘のやりたい事、行きたい所、食べたい物、





そして、地元の学校での学業や集団生活、お友達との関わり、





そういうのを沢山経験させてあげる事しかできませんが、





同じような境遇の方はどのように過ごしているのかな。





また、どのように過ごしたのかな…





これはやっておくべき。やっておいて良かった。こんな事をしたらこどもは喜んだ。親が満足した事など、





お勧めな体験談があれば教えてほしいです…





元気な時間が1日でも長くありますように。