恒例になっていること | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


2022年6月



娘が一時退院をしたら、したい事。




それは、Uちゃん兄妹、Tくん兄弟と集まって、




遊んで、一緒に夜ご飯を食べたい。




有難い事に、この集会というのが、




毎回恒例になっていて、




みんなから『おかえり』と、一時退院のお祝いをしてもらっています。




お寿司を食べて、そのあとは、Switchをしたり、




ジェンガやUNO、クラッシュアイスゲーム、番犬ガオガオ。







このようなゲームで、たくさん遊び、




ケラケラ笑っています。




中でも一番盛り上がるゲームが今、流行りの?




「人狼」ゲームです。



人狼ゲームとは、




市民と人狼に分かれて、




市民側に扮して人間を滅ぼそうとする人狼を会話の中で誰かと推理していく、




会話型心理ゲームです。




道具やアイテムなどは基本的には不要。




話しあい、だましあい、考察推理のみ。




それぞれ決められた役のカードがランダムで配られる。
(市民・人狼・霊能力者・占い師・裏切り者など)




小学生のこども達が、人狼(犯人)は誰か。と、推理し合って、




人狼を探していく。




いつも大盛り上がりです。




色んな推理をしていくこども達の考え方に笑わせてもらっています。




この、人狼ゲームをみんなでするのが、娘は大好きなのです。




そして、今回は一足先に夏を感じるイベント、




Uちゃんのお母さんが花火を用意してくれていました。




みんなで花火をしました。





いつも、『帰ってきたら、何したい?』





と、声をかけてくれるUちゃんのお母さん。





本当にいつも、いつも、ありがとう。





こうして、娘は家に帰って、みんなに会える事を楽しみに、





それを目標にしながら、





治療を頑張っているのです。





どうか、家に帰っている間、痛みが出ませんように。