発熱と菌血症(day6・day7) | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


2021年9月



・day6


お昼頃、突然、




『寒い、寒い…』





と、訴えてきました。





布団を何枚もかけても、寒さと震えが治まらず、





湯たんぽ2つでやっと落ち着きました。





前日の採血では、白血球は0.1未満





CRPも2.24に上がっていたところでした。





体温は39度あり、






すぐに、培養検査が入りました。







熱は下がっても38度。





アセリオで一時的に解熱するも、





また熱は高くなる様子でした。





・day7



WBC    0.1未満

好中球 0

HGB     7.8

PLT      80

AST     15

ALT     16

LD       173

CRP     19.14

クレアチニン  0.21





小児科の医師と、感染制御部の医師が来て、





『昨日の血液培養から、黄色ブドウ球菌が検出されました。





菌血症になっています。





菌血症が原因で、敗血症になる可能性もあるので、





注意が必要で、





テイコプラニン(抗生剤)を追加します。






この菌が検出されると、CVカテーテルを抜去した方がいいと、推奨されています。






しかし、今、血球が0なので、抜去するにはリスクがあります。






抗生剤で様子見ましょう。






血球が落ち着いたどこかで、いずれ抜去した方がいいです。』





と、伝えられました。






恐れていた、感染症…






『黄色ブドウ球菌は、そこらじゅうにどこにでもいる菌。






普段なんともない菌ではあるけど、






血球が0の今の状態ではどうしても感染してしまう時はしてしまう。』






と説明を受けました。






それから、






毎日体重を測っているのですが、





体重が1日で1kg以上増え、顔も浮腫んでいたので、





フロセミド(利尿剤)で、浮腫みも様子見ることに。





この頃から、嘔吐の回数は減り、





モルヒネをフラッシュする事もなく、





痛みのコントロールは出来ている様子でした。





一つ落ち着くと、また次の心配事がやってきます。