再発治療3コース目 | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


2021年1月




年末年始は、自宅に帰らせてもらい、





年明けから治療再開しました。





名大の教授から指示された通り、





次は初めてのケモ、




TC(Topo-cy   ノギテカン+シクロホスファミド)




が始まりました。





ハイカムチン、エンドキサンの2剤を5日間投与。





TCは腎臓に負担が少ないと言われているので、





効果があるなら、何コースかしよう。





と、いうことになっていました。





食欲不振はありましたが、





投薬中も院内学校に行けるぐらい、





強い副作用は特になかったようです。





娘は今までの治療の蓄積もあって、





1週間程、骨髄抑制がかかりました。





そんな中





その月に私の誕生日があり、





娘から、お手紙をもらい、





お祝いをしてもらいました。





『ママ、来年のお誕生日は何がほしい?』




と、聞かれ、





言葉に詰まりました。





何度も言うようですが、





この手の話は胸が苦しくなって、複雑な気持ちになるんです。





超ネガティブ思考になっている私は






1ヶ月先の事すら、どうなっているか、





1年先の事なんて、もっとイメージできないんです。






『来年のお誕生日もお手紙がほしいな。』






お手紙が何よりも嬉しいプレゼント。






歳を重ねると自分の誕生日なんて、






と、思いますが、





この日は、





娘と一緒にケーキを食べながら、





お祝いをしてもらい、





幸せな時間を噛み締めました。





この日は大阪でも珍しく雪が降りました。
(わかりにくい…)