ひとめぼれ | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします




2020年9月


ある日、おばあちゃんから、金魚をもらい、



金魚の餌を買いにいくため、



ペットショップに向かいました。



入り口には、犬と猫がたくさんいます。



いつもそこを見るのが娘の楽しみでありました。



そこで、1匹のネコの赤ちゃんをみつけました。



『めっちゃかわいい!』



娘は大興奮。



ネコを飼うなら、



メス・薄茶色か白・短毛



と、決めていて、



そのネコは条件にピッタリでした。



抱っこさせてもらいました。



ますます、ほしくなりました。



店員さんに色々話を聞きながら、



娘は


『色んなネコ見てきたけど、絶対この子がいい。』




と、訴える。




移植から2年経ったし、先生からも許可もらってるし、




なにしろ、娘の夢を叶えてあげたい。




そう、思って、



そう、思い聞かせて、



大きな大きな決断をしてしまいました…




私も昔、ネコを飼っていたので、




飼い方に困る事はないかな。




なんとかなるか。と。




いつか飼おうと思っていた「いつか」が今だった。




金魚の餌を買いに行くはずが、




全く違う展開になったのでした。笑


つづく